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21世紀の戦争 コンピュータが変える戦場と兵器
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本経済新聞社/日本経済新聞社 |
発売年月日 | 1999/08/23 |
JAN | 9784532163136 |
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21世紀の戦争
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
99年に書かれた本だが内容的には今でもそれほどずれていない。個人的には99年に海外赴任してからインターネットを使いだしたし、携帯もそれからだ(最初の1台はでかかったしSMSも送れなかった)まだ911が起こる前でY2Kが騒がれていた。ITバブルモまだだ。ユーゴではNATOの中国大使...
99年に書かれた本だが内容的には今でもそれほどずれていない。個人的には99年に海外赴任してからインターネットを使いだしたし、携帯もそれからだ(最初の1台はでかかったしSMSも送れなかった)まだ911が起こる前でY2Kが騒がれていた。ITバブルモまだだ。ユーゴではNATOの中国大使館の誤爆がありこの本にも訳者後書きで少し取り上げられている。 湾岸戦争でイラクのコンピューターにウイルスが仕掛けられたのが情報戦のはじまりのようだ。イラクのコンピューターは全て西側性で何とかウイルスを仕込んだのもつかの間最初の空爆でコンピューターごとおしゃかになった。他にも例えばレーダーをかく乱するチャフと言うアルミ片はそれまでもあったが訓練ではロープチャフという物が使われておりこれが風に飛ばされ送電線に絡み付きサンディエゴの一部が停電した。そしてこれがイラクに大規模停電を起こす兵器として準備された。湾岸戦争では多国籍軍の圧倒的な空軍力が展開され、またロジスティックも膨大な量だった。毎日届く手紙だけで700tだ。これらを支えたのがようやく使われ始めたコンピューターネットシステムだ。弾薬を頼んだのにタバコが届いては作戦はたてられない。また「油まみれの水鳥」によるPR戦争も有名だ。 1992年のソマリアでは米軍は情報戦のマイナス面を思い知ることになる。ヘリ部隊の上陸作戦では部隊の上陸地点にテレビカメラが待ち構えていた。川口浩探検隊なら笑い話だが湾岸戦争で思い上がったアメリカの政治家は宣伝代わりに作戦をリークしていた。モガディシュの戦いでは映画「ブラックホーク・ダウン」に知られるようにヘリがRPGに撃ち落とされ最終的な犠牲者数は死者が米兵18名、マレーシア兵1名で負傷者は米兵84名(シール・チーム6を書いたワーズディンもその一人)、マレーシア兵7名で対するソマリアは死者312名、負傷者814名だった。アイディード派幹部を拘束する作戦は成功したように見えたが捕虜になったマイケル・デュランの殴打された姿や、彼を守ろうと降下し死亡した2名の兵士の遺体が裸にされカメラの前で引きずりまわされた。戦闘で負けたアイディードは情報戦ではアメリカを打ち負かした。1995年のボスニアでは無人機プレデターが実戦配備された。またこれは別の本だがPR戦争の様子が「戦争広告代理店」に書かれている。 ランド・ウォリアーというシステムはコンピューターと無線機、レーザー照準式の銃にヘルメット内のディスプレイで敵の射撃に身を晒すこと無く銃撃できる。今ならグーグルグラスとIPADminiでできそうだ。(調べたら真面目にIPADとAndroidのテストも発表済みだ)1997年の演習ではいろいろな欠点が見つかっているが2011年から実地検証に入るらしい。最もこの時一番活躍したのは無人偵察機(UAV)だった。虫サイズの小型UAVも研究されている。 新兵器の話も色々書いてあるがやはりメインはハッカーの世界のサイバー戦争だろう。去年有名になった中国の61398部隊はこの本にはまだ出て来ていないが1985年にすでに人民解放軍の25才の兵士が「インフォーメーション・イン・ウォーフェア」という論文でサイバー戦争の概念を欧米に先立ち確立していることを紹介している。アメリカやアメリカ企業を攻撃するのは軍だけでなく、犯罪組織やテロリストもいる。アメリカもアメリカで同盟国に対しても諜報が行われているし、日本はと言えば何かと頼りない。特定秘密保護法案が出て来ているのもこう言った背景にせよ諸手を上げて賛成と言う状況にはなっていない。社会インフラのセキュリティ対策が遅れているのは心配だが。尖閣諸島の武力衝突が起こったらどっちが勝つかと言う話は中国のネット上でも流行っている。海軍はともかくロケット部隊とサイバー部隊は相当強力そうだ。百度のIMEが勝手にキーログを送信しているという話もでたばかりだし、総経理の携帯は盗聴されていると言う話もある。(日本語がペラペラで長時間集中していられる人間が多量にいるということになるが・・・周りにはそんな優秀な人はいないなあ、ご苦労なことだw)なんか途中からレビューとは関係なくなってしまった。
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情報革命は中国やイランといった国々でも避けてとおりはしない。 戦争における情報の意味を理解する。 ハッカーを国のリソースとして体制の中に取り込んで有効に利用すべきだ。
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