さかなのおいしいレストラン えほんはともだち53

さんじまりこ(著者)

• 販売会社／発売会社: ポプラ社/ポプラ社
• 発売年月日: 1999/05/01
• JAN: 9784591060506

商品レビュー

2021/09/24

息子6歳11ヵ月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯

〈子〉
何度も読む(お気に入り) ◯
ちょうど良いボリューム　◯
その他

さかなのおいしいレストランに、ある日やってきたふじんがおにくをたのむ、という暴挙に出る。
コックさんたちはおにく料理を出すべく材料集めに奔走する。
あしちょうだい、といわれたやぎ。
しっぽちょうだい、といわれたうし。
はねをちょうだい、といわれたにわとり。
からだの一部をあげられるわけがないので、そのかわりにといろいろなものをもらってきて、さあ最後に何ができるでしょう？

ねこちゃんたちとやぎ、うし、にわとり。
驚き、怒るその表情がとても良くて、読み聞かせにも力が入ります。
息子のお気に入り。

2021/05/19

【2021春　３年生　読み聞かせ】
タイトルからして興味を持った子どもあり。途中どうぶつたちとのやりとりのところでは、こわっ！などの声が上がった（予想通り、笑）。集まった材料から推測して、ケーキ？とつぶやいた子もあり、おはなしについてきてくれたのがわかりうれしくなる。

ユーモアまじりのストーリー、展開も着地点がよく好感がもてる内容だが、肉、と言われてスーパーに行くのではなく動物にお願いするあたり、大人もハッとさせられ、じつは深いものがかくされていることに気付く。（こどもは気づかなくてもいいと思うが）
登場人物たちのいきいきとした表情もストーリー展開をよく助けている。ていねいに練られた絵本だと思う。

2020/01/29

[墨田区図書館]

魚料理専門店に「肉が食べたい」とやってきたお客。それから店員が"肉"を探しに行く過程のおもしろいこと。

「足をわけてください」「食べさせてください」だなんて、聞いてくれる相手がいるわけがないのに！！！

怯える相手がくれた材料で上手なコックさんが作ったものは…？オチか出だしにもうひとひねり、と思わなくもないけれど、途中の"肉探し"が笑えるので、これを怖いとか、残酷？だとかではなく、"くすり"と理解出来る学年に読んであげたい。