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青木冨貴子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2005/08/05
JAN 9784103732051

731

¥220

商品レビュー

3.3

14件のお客様レビュー

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2024/03/11

関東軍第731部隊の隊長・石井四郎と部隊員の戦後を検証するノンフィクション

太平洋戦争前、旧満州(中国東北部)北部の平房に細菌戦施設を建設し、細菌兵器の研究・開発・生産や連合軍捕虜を使った人体実験・生体解剖などを行ったとされる関東軍第731部隊の隊長・石井四郎と部隊員の戦後を検証するノンフィクション作品である。2003年に著者が入手した石井直筆になる終戦...

太平洋戦争前、旧満州(中国東北部)北部の平房に細菌戦施設を建設し、細菌兵器の研究・開発・生産や連合軍捕虜を使った人体実験・生体解剖などを行ったとされる関東軍第731部隊の隊長・石井四郎と部隊員の戦後を検証するノンフィクション作品である。2003年に著者が入手した石井直筆になる終戦直後の備忘録ノートの分析や丹念な取材・調査によって、軍属、医師・研究者、生地の名士としての石井の様々なイベントやエピソードが明らかにされており、読みごたえがある。ただ、最大の焦点と目される、石井が主導して行ったとされる非人道的行為に対して何故戦犯としての訴追を免れたのかという謎については、説得力のある決定的な真相解明に至っていない感が否めない。石井や軍・政府による徹底した隠蔽工作や自己保身、米本国と占領軍の確執や内部抗争、米ソの覇権競争などに加え長年月の経過が真相を遠ざけていることは間違いなかろう。

fugyogyo

2022/04/19

部隊の活動ではなく戦後の動向が中心。米公文書の比較や石井の日記の解読からGHQとの駆け引きや潜伏生活の様子を明かしていく部分が興味深い。

Posted by ブクログ

2019/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

太平洋戦争中、満州で日本軍731部隊が中国やロシア人捕虜を使い人体実験をおこなっていた。この人体実験については森村誠一氏の『悪魔の飽食』シリーズが詳しく書いている。 今回読んだ『731』は、終戦後の731部隊の面々について書かれている。

Posted by ブクログ

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