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僕の見た「大日本帝国」 教わらなかった歴史と出会う旅
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 情報センター出版局/情報センター出版局 |
発売年月日 | 2005/02/25 |
JAN | 9784795843028 |
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僕の見た「大日本帝国」
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商品レビュー
3.6
18件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本が帝国だった頃、今では考えられないほど大きな地域が影響下にあった。そんな頃の名残を求めて世界を旅した記録。 今はなき満州や、朝鮮半島、台湾など。お金と時間をかけて育てたインフラが、そのままの形で残っているのを見ると、すごいなあと思う。
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大日本帝国が、かつて支配・植民地としていた国々に訪れ、現地に住む人々との交流や、そこに残った足跡を巡った筆者の四年間の旅をまとめたもの。 内容にもあった通り、竹島や尖閣諸島といったニュースに取り沙汰されやすい対日のイメージばかりを聞き、南洋諸島や北朝鮮などは殆ど知らないことばかりだったのでとても新鮮だった。 僕ら日本人が残した痕は、想像以上に様々な形で今もなお残り続けているのだと知った。 また、神社という存在がいかにあの時代の日本にとって、そして今の日本にとっても精神的にも重要な意味を持っているのだと実感した
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先日読んだ「誰も国境を知らない」の著者の前作。 サハリンをバイク旅行に訪れた著者が、流暢な日本語を話す現地の老人に出会い、今は何もない山中の、日本統治時代に神社が在った場所に立つ鳥居と遭遇したことをきっかけに、足かけ4年をかけてかつて大日本帝国が統治していた広大な地域(サハリン...
先日読んだ「誰も国境を知らない」の著者の前作。 サハリンをバイク旅行に訪れた著者が、流暢な日本語を話す現地の老人に出会い、今は何もない山中の、日本統治時代に神社が在った場所に立つ鳥居と遭遇したことをきっかけに、足かけ4年をかけてかつて大日本帝国が統治していた広大な地域(サハリン、台湾、韓国、北朝鮮、中国東北部、ミクロネシアの島々)を旅して、日本統治時代の足跡をたどっていきます。 そして、この旅の途上、韓国から竹島への船旅ツアーを経験したことから、次作「誰も〜」の国境を巡る旅に繋がっていきます。 著者は、この旅を経験するまで、大日本帝国時代の歴史に関心を持ったこともなかったということで、最初のほうはかなりフレッシュな感覚をもって各地域の人々や風景に接していきます。 導入部的要素が大きい分、読み物としても正直次作ほどの面白味は感じられないのですが、それでも旅を重ねるうちにディープな領域に踏み込んでいき、終盤の中国東北部編、ミクロネシア編に至っては、戦争と死の匂いが紙面から漂うようで、かなり重たい読み応えがあります。 ノモンハンの旧戦場を訪れた際に著者が感じた虚しさがとても印象的。 そして、原爆を積んで広島・長崎に向かってかつて爆撃機が飛び立った、テニアン島の飛行場跡で旅は終わります。 本書の副題は「教わらなかった歴史と出会う旅」。 そう、かつてこの国がこんなにも広大な地域に版図を広げ、多くの日本人が移住し、現地に功罪両面の痕跡を残し、痛ましい戦禍とともに散っていったという事実を、我々はまったく教わることなく、あまりに知らな過ぎる。 その事実から何を感じるかは人それぞれにしても、歴史を直視しないのはあまりに勿体無いことのように思います。
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