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二十一の短篇 グレアム・グリーン・セレクション ハヤカワepi文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/早川書房 |
| 発売年月日 | 2005/06/15 |
| JAN | 9784151200311 |
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二十一の短篇
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
多様なテーマが詰まった短編小説集で、各篇が独自の魅力を持ちながらも、全体として流れるような読書体験を提供します。特に「地下室」は、主人公の少年の複雑な感情を描き出し、多くの読者の心をつかんでいます。他にも、喜劇と悲劇が交錯する作品があり、短いながらも深い印象を残します。短編の数が多いため、読み進める中での新たな発見があり、どの作品もすぐに次に移れる手軽さが魅力です。冒頭と巻末の作品は特に印象的で、著者の巧みな技術を感じさせます。全体を通じて、豊かな人間ドラマと緻密な人物描写が楽しめる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
グレアム・グリーンを…
グレアム・グリーンを読むと世界トップクラスのエンタメ作家の力量をまざまざと感じる。騙されたと思って読みやすい短編集から読んで欲しい。ワクワクのストーリー、登場人物の息遣い、街の空気、どこをとっても文句なし。キャロル・ロードが映画化した『落ちた偶像』の原作「地下室」など収録。
文庫OFF
グレアム・グリーンによる短編集。 私の父は、「そんな渋い本を!」と驚いていたが、その父自身も数十年前にグリーン作品を読み漁っていたらしい。 21話の短編で、数ページで終わるものもあれば 数十ページにわたるものもあり、読み応えは抜群。 シニカルなもの・ホラーのようなもの・難解なも...
グレアム・グリーンによる短編集。 私の父は、「そんな渋い本を!」と驚いていたが、その父自身も数十年前にグリーン作品を読み漁っていたらしい。 21話の短編で、数ページで終わるものもあれば 数十ページにわたるものもあり、読み応えは抜群。 シニカルなもの・ホラーのようなもの・難解なものなど様々で、読みにくい話の次の章は、なんとなく進むのが億劫になりそうだったが、そんなこともなく読み終えた。 読んだ感想としては ・人間観察眼の鋭さ ・人の心の毒や闇を言語化するのが上手い ・人間の「自己矛盾」を的確に鋭くついてくる そんな印象。基本的には「皮肉屋」だなーとww そこを含めて好印象。 「ヒューマンファクター」も積んでるので、そちらも楽しみだ。
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エンターテイメントなグリーンの短編 昨日から読んでいるグレアム・グリーンの二十一の短編。昨日は冒頭二編を読んだ。どっちもラストに巧いなあと思わせる短編らしい短編。自作をシリアス(だっけ?)とエンターテイメントに分けていたというグリーンにとって、これらの作品はエンターテイメント?で...
エンターテイメントなグリーンの短編 昨日から読んでいるグレアム・グリーンの二十一の短編。昨日は冒頭二編を読んだ。どっちもラストに巧いなあと思わせる短編らしい短編。自作をシリアス(だっけ?)とエンターテイメントに分けていたというグリーンにとって、これらの作品はエンターテイメント?でも、第二次世界大戦での空襲等の爪痕が作品のバックグラウンドとなって、読む者に伝わってくる。 (2014 04/08) 二重映しの世界 グレアム・グリーンの短編集から昨日は3つめと4つめ。 いつも必ず最適な武器を選んで敵に立ち向かうのに、結局はその武器は自分の胸に突き刺さる結果になるのですから。 (p79) 4つめの「説明のヒント」から。ここで言う「あのもの」というのが、人間の悪徳なのかそれとも神と一体化した何者かなのか、自分にはよくわかりませんが。でも、そういうところを抜きにしても、この文章には頷かせられるものがある。 この作品は、鉄道コンパートメントの中で同室した紳士の話という枠の中で、この紳士の子供の頃の体験が語られるという構造だけど、子供が遊ぶ鉄道模型と枠の実際の鉄道が響きあって独特の雰囲気を出している。グリーンはこういうの好きだったのかな。1つめのも、戦争の破壊の中での子供逹の悪戯の破壊だったし。 ちなみに3つめは倦怠期らしい夫婦がタイらしき街で、昔夫が別の女と撮ったアダルトな映画を見るという話。グリーンは映画の様々な側面をかなり巧妙に使っているのだなあと感じた。 (2014 04/09) グリーンはだんだんエンターテイメント性が多くなった掌編に移ってきた。お役所仕事皮肉った短編のラストのカタツムリ云々の文が、ちょっと「事件の核心」の冒頭の比喩を思い出させたりしたけど。 (2014 04/10) 虫の感覚 グリーン短編集は折り返し地点。 信仰心のかけらが、木の実にもぐり込んだ虫のように彼の胸のうちにひそんでいた (p173) 偽の大学でっち上げて騙すとか腹がいろんな音を真似てしまうとかいう滑稽な話から、だんだん死者が出るシリアスな話になっていく。上の文は前に書いた二重映し世界かつ映画をいかしたというグリーン凝縮な短編から。これまたグリーン的な表現。この虫の感覚が次からのシリアス?な短編にも共通しているのではないか。それは信仰心だけではなく、その裏返しともいえる不安の感覚にも。 そんな中で、「無垢なるもの」はちょっと落ち着く一編。だけど、そこにも過去にあったナイフを持った男の自殺事件というフラッシュバックが出てくる… このナイフ持った男の事件というのは、グリーンのオブセッションとして他の作品にもでてくるとのこと。 (2014 04/11) やなか珈琲店でほろ苦のペーパードリップ珈琲飲みながら、グリーンの「地下室」を。映画化されて「堕ちた偶像」というタイトルにもなった。大人の憎悪と嘘に巻き込まれるフィリップをグリーンならではの醒めた筆致で描く。ナイフ持ちの映像がここでもちらつく(別にナイフが絡んだ事件ではないが) 他人の生き方というものが初めて彼にじかに触れ、彼をおしつけて、彼を形作った。それ以降、その場面から逃れることはできなくなる。一週間すると忘れてしまったが、それが彼の進路を条件付け、長い禁欲生活を決定することになった。裕福で孤独な彼が死の瞬間を迎えたときに、聞くところでは、「あの女は誰なんだ?」とたずねたという。 (p264) ちょっと長めに引用してみました。どうやら語り手はもうフィリップが老年を迎え、死に至った後の時点にいるらしい。でもここ他2、3箇所で出てくる後年の立場の挿入以外には、多分半世紀以上は経っている時間の流れは感じさせない。というか、どこかの博品館で人生の一典型としてピンで止められた展示物見ている感じさえする。そういうのが前に書いた醒めた筆致から伝わってくる。 後は、こうした少年期の経験の発達心理学的な関連かな。興味あるのは。 (2014 04/13) スパイと双子と隠れんぼ 昨夜、残りの短編をよんでグリーンの二十一の短編を読み終わりました。 で、そこに交わるテーマを考えて並置したのが標題。例えば、双子と隠れんぼはラストの短編の主要テーマですが、スパイがテーマの「アイ・スパイ」や「一日の得」といった短編にもしみこんでいる。また双子というかドッペルゲンガーというかのテーマはこの他にも、「確かな証拠」の二人などなんか随所に見られるような気が。 まあ、自立確固たる近代的人間像が綻びをみせるところをグリーンが主に取り上げているから、だろうけど。 もちっと頭が明晰ならば短編の構造とかいろいろ考えて展開させてみたいところですが… (2014 04/15
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