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サイキック戦争(ウォーズ) 新版(2) 虐殺の森 講談社文庫
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サイキック戦争(ウォーズ) 新版(2) 虐殺の森 講談社文庫

笠井潔(著者)

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サイキック戦争(ウォーズ) 新版(2) 虐殺の森 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/講談社
発売年月日 2006/03/15
JAN 9784062753388

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商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2020/09/16

フランスにもどった翔は、パリの街で「コクリコ」という名前で娼婦をしている、ソリダの従姉のラウス・リイと出会います。さらに彼女から「ワタナー計画」という、人類の未来を大きく動かす計画の存在を知った翔は、クメール・ルージュによって死の淵に立たされているソリダを救出するため、カンボジア...

フランスにもどった翔は、パリの街で「コクリコ」という名前で娼婦をしている、ソリダの従姉のラウス・リイと出会います。さらに彼女から「ワタナー計画」という、人類の未来を大きく動かす計画の存在を知った翔は、クメール・ルージュによって死の淵に立たされているソリダを救出するため、カンボジアに潜入を試みます。 とりわけ後半のアンジィ三姉妹やレジュー・ドールとの最終決戦などがかなり駆け足でえがかれており、作品としてのアンバランスさを感じてしまいました。本書のあつかっているテーマの先駆性については、「解説」を担当している前島賢がていねいな議論をおこなっており、「セカイ系」などのサブカルチャー批評に関心のある読者にとっては本作の位置づけを知ることができるように思います。

Posted by ブクログ

2013/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 前作ではベトナム戦争を題材にしていたが、近作ではカンボジア大虐殺を題材にしている。解説によると過激な帰農主義政策による弾圧が正体だという。ホロコーストといいシベリアの強制収容所といい、軍主導の弾圧はえぐ過ぎる。無尽蔵の暴力によるか弱き市民への攻撃は非人道の極みだ。上層部にはサイコパスが巣食っており、軍は悪魔の傀儡と化して虐殺を繰り返すのだろう。  マッカーソンやアンジィ三姉妹、レジュー・ドールを倒し、物語は一応収まっているが『ヴァンパイヤー戦争』に比べると物語に物足りなさがある。

Posted by ブクログ

2012/04/28

おおむね、1巻の内容を繰り返しているような感じだ。大切な女性が危険にさらされ、それを戦乱の中に探しに行く物語。1巻がベトナム戦争、2巻がその直後のカンボジアである。 展開も結末もほぼ同じようなので、まあ飽きると言えば飽きるし、主人公の節操のなさにあきれたりもする。最後に全体をま...

おおむね、1巻の内容を繰り返しているような感じだ。大切な女性が危険にさらされ、それを戦乱の中に探しに行く物語。1巻がベトナム戦争、2巻がその直後のカンボジアである。 展開も結末もほぼ同じようなので、まあ飽きると言えば飽きるし、主人公の節操のなさにあきれたりもする。最後に全体をまとめる大きな対決があるのだけど、そこでもまたよく似たパターンが繰り返される。 超能力は、前巻に比べて大きな扱いになっていくけれど、それでもタイトルから想像できるような雰囲気とは少し異なる感じがした。 前巻で感じた虚無的な雰囲気はここでも同じ。ただ、繰り返しが多いだけに、むしろパターンにしか見えなくなってくる。物足りない。 それよりも、随所に出てくる残酷で無意味な死が印象的で、読んでいて心が苦しくなる。作者のねらいであることはよくわかるんだけど、物語としての深みを与えるには至らず、ただ不快な気持ちだけを抱いてしまった。 物語全体を覆う世界観にしても、平井和正の「エリート」や「幻魔大戦」を超えるものではなく、やはり物足りない。 うーん。作者の別シリーズをこよなく好むものとしては、とっても残念な作品であった。

Posted by ブクログ

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