NTT民営化の功罪 巨人の「独占回帰」を問う B&Tブックス

神崎正樹(著者)

• 販売会社／発売会社: 日刊工業新聞社/日刊工業新聞社
• 発売年月日: 2006/01/30
• JAN: 9784526055898

商品レビュー

2009/12/23

大分時間がかかったけど、全部読んだ。NTTの民営化についての２００６年段階の本。

多少は勉強しなきゃと思って読み始めたけど、民営化から分割、再編と整理されていてよく理解できた。構成もNTT側、新電電側、第三者、歴史などテーマもはっきりしていてよい。個人的にはいろいろ考えさせる部分も多かった。

再再編、ユニバーサルサービス、アクセス網、競争原理、国策、総務省、通信と放送、、、

５年も前の本だから、もう一冊ぐらい読んでもいいかもしれない。

学祭の古本市で５０円で購入。素敵な出会いもあるもんだ。

2007/07/08

NTTの現状に問題提起を唱える本。
解体するにしろ、一社体制に戻すにしろどういう影響があるか、多方面の人間により考察されており、非常によく理解できた。
やや、NTT解体論に近い著者の立場が見え隠れするが、ちゃんとNTT当事者の意見も記載するなど、イデオロギーに偏ることもなく、非常にバランスが良いと思う。
もとが新聞の連載ということで、やや重複する内容が繰り返し記述されているのが気になるが、NTTやKDDIと関わって生きていく人は読んだ方が良いだろう。。

また、NTTコミュニケーションズがどう位置づけか非常によく分かった。