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プロジェクトX 挑戦者たち(3) 翼よ、よみがえれ NHKライブラリープロジェクトX挑戦者たち3
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2003/12/17 |
JAN | 9784140841716 |
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プロジェクトX 挑戦者たち(3)
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商品レビュー
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厳冬、断崖絶壁の中決…
厳冬、断崖絶壁の中決死の輸送を行う男たち。今では高校野球強豪県となった沖縄の初勝利の感動を築いた熱血教師。挑戦は素晴らしい!
文庫OFF
本書は、NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」の第1期(2000年3月28日~2005年12月28日/全放送作品191本)の初期の代表的な作品をピックアップしてまとめた書籍シリーズの第3巻。 本番組が放送された2000年代前半は、バブルが弾けて10年以上もの...
本書は、NHKのドキュメンタリー番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」の第1期(2000年3月28日~2005年12月28日/全放送作品191本)の初期の代表的な作品をピックアップしてまとめた書籍シリーズの第3巻。 本番組が放送された2000年代前半は、バブルが弾けて10年以上もの間、多くの日本人は閉塞感から脱することができず、未来への希望がなかなか持てないでいたような気がする。 そんな頃に放映された、日本が、太平洋戦争の敗戦から驚くべき速さで復興し、高度経済成長を遂げて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた時代に、数々の困難なプロジェクトに挑戦し、成し遂げた、無名の人々の物語には大いに勇気をもらい、中島みゆきのオープニング・テーマ「地上の星」とともに、その印象は未だに強烈に残っている。 そして、この4月から「新プロジェクトX」が新たに始まった。 この機会に第1期分を振り返ってみたいと思い、新古書店で全10巻を入手して、パラパラとめくっている。 第3巻に収録されているプロジェクトは以下の5つである。 1. パンダ来日・・・「パンダが日本にやって来た~カンカン重病・知られざる11日」・・・国賓「パンダ」が上野動物園にやって来る/未知の動物との勝負の一週間/パンダ初公開 大ブームとの格闘/二世誕生への期待、そして悲報 2. 黒四ダム・・・「厳冬 黒四ダムに挑む~断崖絶壁の輸送作戦」・・・秘境に挑む/着手・二つの資材輸送作戦/越冬・零下20度の地での5か月/決死の「雪上輸送」、運命の「大発破」 3. 沖縄・甲子園初勝利・・・「海のかなたの甲子園~熱血教師たち・沖縄 涙の初勝利」・・・沖縄野球は弱かった/沖縄高野連発足/臆せずに全力を傾けて/甲子園での一勝、成る 4. YS-11・・・「翼はよみがえった~YS-11 日本初の国産旅客機」・・・航空先進国から転落した戦後日本/日本の空を日本の翼で/国産旅客機製造プロジェクトに参画した「5人のサムライ」/最初の大勝負だった「モックアップ」イベント/開発スタートとサムライたちの引き際/ニューリーダー・東條輝雄と若手技術者たち/立ちはだかった二つの壁/そしてYS-11は飛び立った 5. コンスタンチン君救援活動・・・「国境を越えた救出劇~大やけど コンスタンチン君・命のリレー」・・・サハリンからの救援要請/受け入れ態勢、整う/空港は霧に覆われていた/移植された皮膚は無事についた 各回に描かれた時代から概ね半世紀以上が経った今、日本はようやく、30年に亘る経済的低迷から脱しようとしているが、その間にもひたすら利潤を追い求めたグローバル資本主義は、今や様々な意味において限界に直面している。 そして、持続可能な世界を築くことができるのか、未来への分岐点ともいえる時代にいる我々に求められるプロジェクトは、自ずからその性格も変わっている(いく)のだと思われる。 しかし、何かを成し遂げるために、信念と情熱が最も大事であることは、いつの時代でも変わらないだろう。 本書に描かれた(また、今後「新プロジェクトX」にも描かれるであろう)人々の挑戦する姿を刺激に、新たな時代に向かっていきたいものである。 (2024年4月了)
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