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マネー&パワー 富豪たちの千年史 ビジネスはいつ始まったのか?
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社/ |
発売年月日 | 2003/08/02 |
JAN | 9784492371008 |
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マネー&パワー
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資本主義の歴史について、発生した頃から発展してきた現代まで、富豪になった人たち(モルガン、ロックフェラー、フォード、ビルゲイツ等)がどのような考え方で富を蓄積してきたかについて書かれた本です。各論に入る前に、スペインでなぜ資本主義が定着しなかったのか、オランダでなぜバブルが発生し...
資本主義の歴史について、発生した頃から発展してきた現代まで、富豪になった人たち(モルガン、ロックフェラー、フォード、ビルゲイツ等)がどのような考え方で富を蓄積してきたかについて書かれた本です。各論に入る前に、スペインでなぜ資本主義が定着しなかったのか、オランダでなぜバブルが発生したのかについての解説は興味深く読むことができました。 また、フォードが当時、生産方法や従業員への給与等について、画期的な制度を取り入れたというのも、裏の部分があることがわかり、モルガンがアメリカ経済を19世紀後半以降に、3度も救っているという事実には驚きました。 以下は面白かったポイントです。 ・千年紀後半に同時に発生した二つの大革命(産業革命:大量生産手段、民主的資本主義)のおかげで、ビジネスが最終的に最も重要な地位へと登りつめた(p4) ・スペインには、南米の鉱山から流れ込む、金・銀の使い方(建設すべきインフラ、市場をつくること)がわかっていなかったので衰退した(p8) ・コジモ・メディチは、他の銀行家と同じく、貸付に対する利息支払いとして、お金以外のもの(ライセンス、サービス、商品等)を受け取ることで、教会法を回避した(p44) ・フェリペが1556年にカール5世から引き継いだ帝国には、スペインに加えて北海沿岸(ベルギー及びオランダ)、イタリアの半分、イングランド(メアリー1世がなくなる1558年まで)が含まれ、後にはポルトガル(アフリカ、インド、インドネシア含む)の王位も獲得した。これは史上初の大帝国である(p50) ・1588年にスペイン(フェリペ艦隊:130隻)がイングランドに敗れたのは、戦略に柔軟性がなかった、軽量で小回りのきく海上戦に適応できなかったことに原因がある(p67) ・オランダの東インド会社は、設立後94年間の1696年まで、年間配当が12%を下回ることが一度もなかった、40%の配当もざら(p72) ・1620年のオランダでは、球根もローンの保証として利用可能、希少種であるほど、担保も大きくなった(p79) ・1637年に2968ギルダーで打ち出された球根(アドミラル・リーフケンス)は、85年後の1722年には、0.2ギルダーであった(p84) ・モルガンのおかげで、アメリカ経済(世界経済)は、3度救済された、1873年・1893年(1895年に財務省へ6200万ドルの金貸し出し)・1907年である(p139) ・世界最初の油田は、1856年のペンシルベニア州(タイタスビル)で、1870年頃もまだ唯一の油田であった、この時期にロックフェラーがクリーブランドにスタンダード石油を設立した(p162) ・最終製品で差別化の難しい油産業において、コスト上に決定的差異をもたらすのは、輸送費であるということをロックフェラーはいち早く見抜いた(p163) ・ロックフェラーは鉄道会社3社(石油輸送の最大シェアを保有)と契約を結び、ライバル会社には法外な料金を課した(p164) ・1880年から1920年にかけて、アメリカでは経営を職業とする人の数が、16万から100万へ急上昇した、1898年にビジネススクールができた(p169) ・1911年、21年間・11回の個別裁判の結果、スタンダード石油は34の会社(エクソンモービル、BPアモコ、コノコ等)に分割されたが、ロックフェラーは分割されたすべての会社の支配をした(p172) ・ロックフェラーは分割後、資産が2年間で、3億ドルから9億ドルに増加した、1913年の連邦政府予算は7.1億ドル、国民総生産の2.5%であった(p173) ・フォードは工場を綺麗にすることで(のこ屑、金属の削りくず、コークスごみを取り除く)年間の燃料費を60万ドル節約できることがわかった、T型モデルは20年間で3分の1以下で販売可能となった(p183) ・労働組合組織化運動を阻止するために、1914年フォードは、賃金を1日:5ドル(自動車業界の15%増し、製造業平均の2倍)、短時間労働を導入した(p185) ・フォードは、様々な規則(下宿人を入れない家、会社以外に収入源をもたない(専業主婦含む)、過度の飲酒喫煙の禁止、ギャンブル禁止等)を導入し、カウンセラー(スパイ)に助言もさせた(p187) ・1929年フォードは「賃金を下げないでほしい」という大統領の要請に対して、日給を7ドルへ引き上げた、これは過酷な代償(ノルマが50%アップ、3万人の解雇)が伴った(p190) ・製品が市場を占有するスピードは、1000万人の聴衆者と獲得するのに、ラジオは20年、テレビは10年、ネットスケープは28ヶ月、ホットメールは7ヶ月であった(p257)
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