女には向かない職業(2) なんとかなるわよ

いしいひさいち(著者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2000/11/25
• JAN: 9784488023652

商品レビュー

2024/07/31

藤原先生の高校生時代もわかる。少女時代も少し／今後も藤原先生は推理小説の文壇をノシノシと歩いていきはることでしょう。

■藤原先生についての簡単な単語集

【キクチ】生徒。三バカの一人。バイトくんっぽいキャラ。
【木村】生徒。デキがいい。夏休みにフロリダに行ける家庭。
【久保】生徒。三バカの一人。メガネ。
【ケロリン】三宅さんが酔っ払って拉致した。
【極楽寺哲也】ミステリの大家らしい。客に謎を出して楽しんでいるらしい。
【近藤ハルコ】漫画家。高校では同じソフトボール部、同じ大学、教師時代は同じ学校の養護教諭とずっと近くにいた。ルームシェアしたこともあるようだ。
【新本格】新本格の新人の作品は契約書並の難解さと味気なさを持つ。
【スズキ】生徒。三バカの一人。
【高村ミユキ】ミステリ作家。藤原先生と並ぶチョー大型新人だったらしい。
【立花】東京創元社の女性編集者。
【ダブチ】ミステリ作家。教師時代にも似た容貌の同僚がいた。
【デスク】東京創元社の編集長。藤原先生を見出した人とも言える。
【広岡】なぜか藤原先生の師匠的存在ということになっているらしい。年々ひがみが激しくなっていく。
【藤原オフィス】入っているビルは築三十年のボロボロで元々何に使われていたのかわからない。部屋の片隅に排水口がある。221のB。
【藤原ひとみ】推理小説作家。初版三万部クラスの作家。それ以前は第3小学校の教師をやっていた。そこにはののちゃんがいた。それ以前は地元（竹の町だとか？）の小学校教師。中学校まではアルゼンチンで暮らしていたが山師の父親のせいで山の中で暮らし隣人の米国人くらいしか付き合いがなかった。高校時代はソフトボール部。頬のほくろがチャームポイント。チョー忘れん坊。ペンネームで劇画の原作もやっている。
【ペコちゃん】藤原先生が酔っ払って誘拐した。
【三宅さん】藤原先生のマネージャー。給料が安いのでいろんなバイトをかけもちしている。どうやらカエル好きかもしれない。チョーいいかげん。
【安田】東京創元社のデスクらしい。FAXで藤原先生と三宅さんを追い込む。教師時代にも似た容貌の同僚がいた。
【行方不明】星野仙一郎さん、平松マサジさん、松岡浩さんの三人の作家は神戸の地震で作家として見ておかねばならんと東京の仕事場から行方不明になった。三人とも岡山出身のプロ野球投手で似た名前がある。

2013/09/18

教師から作家へ転身する藤原先生の四コマの続編。
今回は高校生時代の藤原先生も描かれる。独特な人間形成だと思う。「わからない問題は、問題を書き換える」というのは現実にやった後輩がいるけど、なかなか思いつかない手段だ。
小学校では相変わらずのマイペース。
こういう先生がいても面白いけど、周りの先生が困るだろうな。
いしいひさいちの四コマは独特で面白い。
できれば、藤原先生メインでさらなる続編を期待したいけど、難しいかな。

2012/12/23

『ののちゃん』にも出てくる藤原先生がメインの一冊（の、二巻目）。

高校時代の「１７の瞳」
おそらく最初の赴任校時代の「でもしかの瞳」
ののちゃんも通う第三小学校時代の「２７の瞳」
作家として独立してからの「３４の瞳」

「ホーホケキョとなりの山田くん」にも出てたし、ジブリ史上最高にかわいいヒロインに挙げられなかったのが不思議。とくに１７の瞳。

中学生の時分からなぜか本棚にずっとある。
まさに、「適当」。
ゆる～い感じ。