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曼陀羅の人(上) 空海求法伝 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 1997/12/11 |
JAN | 9784087487183 |
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曼陀羅の人(上)
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
鬼滅はグロくてだダメだったけど、ああいう話は好きなので、鬼→怪→密→空海と連想ゲームでつなげてたどり着いたので、まあなんとなく読んだ。はまった! 下巻に長安の地図があるので、地名が出るたびにそこを参照しながら読んだ。 架空の人物は杜知遠、陸巧造、友琴だけであとは史実に基づいている...
鬼滅はグロくてだダメだったけど、ああいう話は好きなので、鬼→怪→密→空海と連想ゲームでつなげてたどり着いたので、まあなんとなく読んだ。はまった! 下巻に長安の地図があるので、地名が出るたびにそこを参照しながら読んだ。 架空の人物は杜知遠、陸巧造、友琴だけであとは史実に基づいているという。無味乾燥な教科書上の人物が生き生きとしてとても面白い。密教や空海に対する先入観が一掃されたし、要所要所で挟み込まれる歴史の話も楽しい。中国と日本の違いが楽しい。 別の著者の空海も読み比べようと思った。
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知っているようで何も知らない仏教。 なにか知りたいと思って手に取った一冊です。 当時の世界の中心の一つだった、唐という国を 舞台に、物語が進みます。 心に響く言葉も数多くちりばめられたすてきな物語です。 何度も、読み返していきたい本になりました。
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本棚整理中に手に取って再読。上下巻。 留学僧として唐に渡った空海が2年足らずで密教界の頂点たる伝法阿闍梨の灌頂を受け、そして日本へ戻るまでを描く。 陳舜臣作品らしく起伏に乏しいストーリーではあるけど、当時の唐の政治状況や宗教界の様子を盛り込むあたりはさすがうまいと思う。 密教...
本棚整理中に手に取って再読。上下巻。 留学僧として唐に渡った空海が2年足らずで密教界の頂点たる伝法阿闍梨の灌頂を受け、そして日本へ戻るまでを描く。 陳舜臣作品らしく起伏に乏しいストーリーではあるけど、当時の唐の政治状況や宗教界の様子を盛り込むあたりはさすがうまいと思う。 密教とは「仏教の最後の形」であると言う。 世界宗教へ発展する過程において民間信仰を離れ、土着性を失って“洗練”されてしまった仏教が、再び土着性を得て人々の傍らに寄り添う形が密教であるとか。 密教においては世界は「そのまま受け入れられるもの」。 男女の愛も政界の策謀も、雑然としたすべてがマンダラを織り成している。 密教入門としてもなかなか手頃な作品だと思うが、空海が完璧超人すぎるので主人公への感情移入はしにくい。 弘法大師伝説に引っ張られてしまうのか、なまの「人間」としての空海は描けてないと思う。 まぁそれがテーマではなかったかもしれないけど… 大学生の頃に読んだときは退屈さを感じたものだけど、今読むと全編に流れる爽やかさが心地いい。 この変化は喜ぶべきや否や…
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