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幻覚茸を食べたら
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 第三書館/ |
発売年月日 | 2002/09/01 |
JAN | 9784807402038 |
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幻覚茸を食べたら
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合法ドラッグ反省録。しかし、ドラッグに馴染みの無いサラリーマンの目線で語られることで特別な意味を持つ。 これまで同人含めさまざまなドラッグ本を読んできた。また、ヒップホップの文脈で多くのラッパーのドラッグ体験談に楽曲やインタビュー等を通じて触れてきた。 いずれも、さまざまなドラ...
合法ドラッグ反省録。しかし、ドラッグに馴染みの無いサラリーマンの目線で語られることで特別な意味を持つ。 これまで同人含めさまざまなドラッグ本を読んできた。また、ヒップホップの文脈で多くのラッパーのドラッグ体験談に楽曲やインタビュー等を通じて触れてきた。 いずれも、さまざまなドラッグを試してきたドラッグのプロやバッドに入ることがある種の通過儀礼と見做されるカルチャーに属する者の目線から語られていた。 故にドラッグにつきまとう失敗談の多くが面白おかしく誇張されて語られ、啓蒙的な意味合いを持つものは少なかった。 特にヒップホップを含めたクラブカルチャーではマリファナや幻覚系の薬物が音楽のルーツとして切り離せないものであって、世界的な潮流と逆行する日本の大麻規制に対し、ヒップホップが元々有する反体制的なカウンターカルチャーとしてのスタンスと結びつき、大麻は危険では無いが政府に不当に禁止されている、という文脈が緩く現代のアングラ寄りのヒップホップリスナーの中では共有されている。 個人的には大麻規制に関し、国から公に語られている規制理由に対しては甚だ懐疑的であるが、現代の個人使用環境を鑑みた場合には少なくとも規制そのものはその限りでは無いと考えている。 と言うのも私自身もこの本を読む直前のタイミングで合法のクッキーを摂取しいわゆるバッドに入り、とても恐ろしい経験をしたためだ。故に私のような者が増えやすい現環境においては理由はさておき規制そのものは妥当なものと考えるのが現在の私の立ち位置だ。 前置きが長くなったが、本書はこの「ドラッグカルチャーにも属さず、友達も居ないがネットを通して得た知識だけで一人で合法ドラッグを摂取した場合」の等身大の恐怖体験が真摯に語られていて非常に意義深い。 特にバッドに入ってからの記述は私自身の経験にとても近く、読んでいて自身の経験がフラッシュバックして動悸がしたほどであった。 私自身は筆者とは異なり、救急車も呼ばずにおり、むしろ救急車を呼んだら警察にバレて終わるのでは?という想像で呼べないことでますますバッドに入ったりしていたが、実際に呼んでいたら逮捕はされずともこの筆者のようにパトカーに乗ってたかもと思ってさらに恐怖した。 現代は自分のような事例は増える環境にあると考えている。ネットを通じて合法ドラッグが買える環境にあり、ライブなどの現場に行くことなくヒップホップという音楽に触れており、大麻規制は誤りとする言説をSNSを通して刷り込まれている人がその可能性がある。 ヒップホップの現場に居れば多くの経験者の中に体験を正しく導いてくれるメンターが必ずおり、万一バッドに陥った場合にも、その経験を有するものがいるため冷静な対処が可能なため、少なくとも私や筆者が経験したような種類の恐怖を味わう可能性は減る。 一般人がたった一人でオーバードーズした場合の詳細な経験談であり、啓蒙的な意味合いが非常に強い。道徳の教科書にして欲しい
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