黄昏流星群(文庫版)(1) 小学館文庫

弘兼憲史(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2007/05/14
• JAN: 9784091960917

商品レビュー

2011/02/06

「島耕作」シリーズの弘兼憲史作。
"人生の黄昏時にかかった大人のラブストーリー"ということであるそうだが、確かにシリーズの登場人物の年齢は高い。
僕の持っているのは、小学館文庫版の1-13巻までだが、カップルの年齢は、第1話から、男52歳+女43歳、女63歳+男同年齢層、男73歳+女27歳、男63歳+女30歳、男50歳+女78歳、男60歳くらい+女60歳くらい．．．という具合に推移する。う〜ん、こうして並べてみると、かなりの高年齢だな。
登場人物も多彩だ。同じく第1話からのカップルを並べてみると、サラリーマン+給食センター勤務、元詐欺師の男+バーのママ、高名な元建築家+学芸員、退職した元機械工+ソープ嬢、医者+患者、退職した元経理マン+夫と子供をなくした女性．．．ということになる。
私は51歳なので、この漫画の登場人物からすれば「若手」ではあるが、年齢的には登場人物たる資格はあるだろう。この漫画は面白くて好きなのであるが、題名が私からすればいただけない。「私の人生も既に黄昏なのか？」と思ってしまうのである。でも、客観的にはそうなのかな、とも思ってしまったりもする。