東京おさぼり喫茶 散歩の達人ブックス・大人の自由時間

交通新聞社

• 販売会社／発売会社: 交通新聞社/
• 発売年月日: 2002/01/05
• JAN: 9784330653013

商品レビュー

2023/05/22

喫茶店の本を読むとたまに登場する名前がある。それは「談話室滝沢」だ。

店の真ん中に池があり鯉が泳いでいる。従業員は全員正社員で社内教育を徹底している。

82ページには、新宿中央口店の室内の様子が載っていて、池があり鯉が泳いでいる。

ゆったり過ごせるので有名なコメダ珈琲店やルノアールの上を行くレベルだ。

ビジネスマン、テレビ業界人などがよく利用していたそうだ。

滝沢は1966年にオープンした新宿中央口店から始まり、この本が発行された2002年時点で都内に5店舗あった。

しかし、2005年に閉店した。従業員の確保が難しくなり、サービスの質が保てなくなったのが理由のようだ。

かつて新宿東口店と池袋東口店だったところには椿屋珈琲店が出店している。

椿屋珈琲店はコメダ珈琲店よりも強気の価格帯で提供している。

美味しいスイーツを出していて気にはなるが頻繁に利用するには、足が店の前で止まらず素通り。

東武百貨店池袋店の「昭和レトロな世界展」のイートインコーナーに出店している神保町の名物喫茶店「さぼうる」も載っている。

しかし、もうこの世に存在しないお店も載っている。

古本だけにいろいろな喫茶店を知ることができる貴重な資料だな。

2014/05/26

◆一般的なガイドブックとは違って、喫茶店の雰囲気が感じられるのが魅力的です。本書は、より多様な喫茶店の姿をみせてくれます。たとえば、カレーやスパゲティ（お茶の水”露路”の牛肉スパゲティ・・・無くなってしまったのかな？）といった食べ物が名物の喫茶店、ごく私的な時間を過ごすことのできる隠れ家的喫茶店、読書にふけることができる喫茶店、博物館（学びの空間）と喫茶店、眺めのよい喫茶店、忙しい都会の避難地とでもいうべきカフェ、などなど。

◆ただ、写真のハイライトに白い文字が重なっていたりして、ちょっと読みづらいと思ったところもありました。ちょっぴり見づらいところがあるのが残念。

2011/03/07

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心の底からボンヤリしたい。脱力したい。本書は「さぼる＝日常をリセット」をキーワードに、“眺めが良い”“カレーが美味しい”“本が読める”などの切り口でどこまでも落ち着けてしまう東京都内76軒の喫茶店を紹介。