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北村透谷
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北村透谷

色川大吉(著者)

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北村透谷

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京大学出版会/
発売年月日 1994/04/25
JAN 9784130130172

北村透谷

¥770

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2020/07/03

北村透谷の26年の生涯とその業績を論じた評伝です。 著者は、透谷の自由民権運動へのかかわりを示す史料を調査し、三多摩地方の自由民権運動にたずさわった人びとのすがたをえがいた『明治精神史』(岩波現代文庫など)の著書で知られています。本書では、透谷一人に焦点を絞り、そのさまざまな側...

北村透谷の26年の生涯とその業績を論じた評伝です。 著者は、透谷の自由民権運動へのかかわりを示す史料を調査し、三多摩地方の自由民権運動にたずさわった人びとのすがたをえがいた『明治精神史』(岩波現代文庫など)の著書で知られています。本書では、透谷一人に焦点を絞り、そのさまざまな側面をていねいに紹介しています。 あつかわれているテーマは、自由民権運動への関係のほか、『蓬莱曲』に見られる透谷の演劇観や、石坂ミナの人物像、透谷のキリスト教へのかかわりなどです。著者が歴史学者であるためなのか、透谷の文学作品のうちに深く入り込んでその思想を理解することよりも、同時代の歴史的背景のなかで透谷の人物像を浮き彫りにしています。 透谷の文学についての言及はあまりなされておらず、個人的にはややもの足りないように感じましたが、透谷という人物を広い観点から知ることができたという意味では、有益な内容の本だと感じました。

Posted by ブクログ