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愛はあまりにも若く プシュケーとその姉
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | みすず書房/ |
発売年月日 | 1994/04/09 |
JAN | 9784622011286 |
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愛はあまりにも若く
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
ファンタジー文学界の超ビッグネーム、C.S.ルイスその人の作品、にしては、超マイナーなこの作品。 では、知名度の低さは、作品の質の低さか、というと、とんでもない。ストーリーテリングの巧みさといい、思索の深さといい、目からうろこのセンスオブワンダーの要素まで盛り込んだ素晴ら...
ファンタジー文学界の超ビッグネーム、C.S.ルイスその人の作品、にしては、超マイナーなこの作品。 では、知名度の低さは、作品の質の低さか、というと、とんでもない。ストーリーテリングの巧みさといい、思索の深さといい、目からうろこのセンスオブワンダーの要素まで盛り込んだ素晴らしいもので、たいがいの本の読み手ならば、ナルニアよりもこちらに軍配を上げるのではないか、と思うほどのものです。 だまされたと思って、如何でしょうか。 ちなみに、私の中では、ここ20年 ずーっと、オールタイムベスト(自分版)のトップ10
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本来、神々とはこうあるべきと思える姿がこの作品の中にあった。 美しい神話の本。 人間の愛情とは訳が違う。 オリュアルとレディヴァルとイストラは、シュニット川の左岸に都を持つグローム国の王の3人の王女。 オリュアルは醜く、それとは対照的に、イストラは生まれた時からまるで女神のよう...
本来、神々とはこうあるべきと思える姿がこの作品の中にあった。 美しい神話の本。 人間の愛情とは訳が違う。 オリュアルとレディヴァルとイストラは、シュニット川の左岸に都を持つグローム国の王の3人の王女。 オリュアルは醜く、それとは対照的に、イストラは生まれた時からまるで女神のような美しさ。 オリュアルはイストラをこよなく愛し、彼女の世話に心血を注ぐ。 だがそのあまりの美しさが災いして、イストラは灰色の山の神に献げられることになる。 オリュアルはその晩年、灰色の山の神を糾弾するために、巻物にその時の出来事を逐一書き記し始める。 アプレイウスの「黄金のろば」の中のキューピッドとプシュケーのエピソードを使って、C.S.ルイス(ナルニア国物語の作者)が描き出した物語。 このエピソードは、エロール・ル・カインの絵本「キューピッドとプシケー」でも独立して取り上げられていたし、 ギリシャ神話の本には大抵入ってるのではないかと思う。 プシュケーのあまりの美しさに人々がアフロディーテのことをないがしろにするようになって、女神を怒らせてしまうという物語。 この物語の舞台となるグロームの国の人々はアフロディーテに当たるウンギットという神を信仰していて、 その息子に当たる灰色の山の神がキューピッド。そして王家の末娘イストラの名をギリシャ語にするとプシュケー。
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一番好きな本。 たぶん、一生変わらない。 愛はあまりにも若くその意味を知らない、ということ。 原題Till We have facesにあるように、自分の愛の形についてはっきりと自己認識するまでには、長い時間がかかるし、物事の本質は見えないのかもしれない。 愛には、affec...
一番好きな本。 たぶん、一生変わらない。 愛はあまりにも若くその意味を知らない、ということ。 原題Till We have facesにあるように、自分の愛の形についてはっきりと自己認識するまでには、長い時間がかかるし、物事の本質は見えないのかもしれない。 愛には、affection、友情、異性への愛、自己犠牲の愛、の4つの形があって、それぞれ常に同情や自己愛と間違えやすい。 その間違えから、傲慢や偽善の方へいく。 醜い顔をベールで隠して生きるオリュアルの姿は、それを暗喩している気がする。 Foxはギリシャ哲学者で、たぶん理性や頭で考えることを擬人化された人物。 でも、彼のように善人で理性が正しく働く人でも、顔を持つまでは、本質に辿り着かないことがあるのかも。 でも、ある程度の救いにはなる。 プシュケーの美しさは、従順さと信じる強さと自己犠牲の愛からくる美しさで、普遍的で永遠。
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