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鳥の計画
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 思潮社/ |
発売年月日 | 1993/09/20 |
JAN | 9784783704744 |
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鳥の計画
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誰か の孤独な声が、誰か? と問う。すなわち、誰か は反復される。問う者は、みずから口にする問いそのものと同じ姿をしているのだ。」(誰かより)。背徳な詩から柔らかい詩といろんなスタイルの集まった詩集。特にループ状で話が進む「誰か」は面白く頭を使いました。オススメです。
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「もうわたしは追いはしない 後ろ姿の いつわりの似像はもうすてた わたしたちは多くのものを棄ててきたつもりだったが まだ十分には棄てつくしていなかったのだ それどころか いま帰途につこうとして わたしはようやく気づく ほんとうはあなたからうけとったものを何一つ手放そうとせず ただ...
「もうわたしは追いはしない 後ろ姿の いつわりの似像はもうすてた わたしたちは多くのものを棄ててきたつもりだったが まだ十分には棄てつくしていなかったのだ それどころか いま帰途につこうとして わたしはようやく気づく ほんとうはあなたからうけとったものを何一つ手放そうとせず ただ充足しきった内部の秘蹟の間を いつまでも経廻っていただけではなかったのか 何もかもを心と躯にむなしく溜めながら (略)」 (つややかなきれ、あるいは骸・15) 水面にはった薄い油膜と水面下を、ゆっくり行き来する感じの日本語だなと思います。静かでしめっていて、薄く冷えている。松浦先生の詩集で最初に読んだ物がこれ。中学生でした。
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