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滝夜叉
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞 |
発売年月日 | 1993/12/05 |
JAN | 9784620104898 |
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滝夜叉
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
★狂わば狂え。 【感想】 ・話に馴染むまでは読みにくかったけど、慣れてからは一気でした。 【一行目】 富士が、火を噴いた。 【内容】 ・将門の乱~藤原純友の乱~瀧夜叉誕生までっとこでしょうか。 ・BL色つよい。 ・最初からすると予想外だったが、強いていえば芦屋道摩が主人公...
★狂わば狂え。 【感想】 ・話に馴染むまでは読みにくかったけど、慣れてからは一気でした。 【一行目】 富士が、火を噴いた。 【内容】 ・将門の乱~藤原純友の乱~瀧夜叉誕生までっとこでしょうか。 ・BL色つよい。 ・最初からすると予想外だったが、強いていえば芦屋道摩が主人公か。あとは美丈丸、夜叉、九郎、如月尼。 ▼簡単なメモ 【悪路王(阿黒王)/あくろおう】出羽で反乱を起こした男。将門の弟将平が九郎と如月尼にともない救いを求めた。 【芦屋道摩/あしやどうま】もぐりの陰陽師。ここではおそらく芦屋道満と同一人物。元は藤原純友の「持衰(じさい)」で災難時の人身御供用人材。美丈丸とは子どもの頃からの馴染みで「千代」「千代童(ちよどう)」と呼ばれていた。九郎とともに将門のところにやられた当時淡い予知ができるようになっていた。後に興世王にプレゼントされ「覡(げき)」いう役割になり、さらに後に芦屋道摩となった。「寂しさのきわみは、しあわせのきわみに等しいと思え」p.105。「人は、おのれが見たい夢を見る」p.107。 【安倍童子/あべのどうじ】後の安倍晴明。陰陽師、賀茂忠行(かもただゆき)に師事。純白の髪をした異形の少年。芦屋道摩にシンパシイを感じているようだ。 【興世王/おきよのおおきみ】本人によると帝の血を引くらしい。元から五代目までは「王」を名乗れるのだとか。猿のような風貌の貧相な小男だがなぜか人心の掌握が上手い。秀吉みたいな感じか。揉め事を起こし将門に敗れ捕らえられたがえらそう。千代童をゲットする。審神者(さにわ)の能力が高い。 【賀茂忠行/かもただゆき】陰陽師のトップ。安倍童子の能力を高く買っている。 【賀茂保憲】忠行の息子。陰陽師。芦屋道摩に強く惹かれる。 【唐衣/からぎぬ】阿黒王のところにいた女。阿黒王の愛人ではなく雑仕女(ぞうしめ)。左頬から顎にかけて傷がある。奏でる笛の音は美しい。 【九郎直純/くろうなおずみ】物語開始時十二歳で元服をすませたばかり。海賊の大魁帥、藤原純友の息子。母は襲われた官人の船に乗っていて純友に犯され九郎を産み、彼が三歳のとき亡くなった。将門と同盟を組むため東に派遣され夜叉と結婚する。疾走する馬上で夜叉に童貞を奪われる。都の風雅に憧れている。流され系キャラクタ。最初は九郎が主人公かと思っていたが…。 【貞盛】良兼の息子なので将門の従兄弟ということになるか。将門の敵。敗れては逃げおおせる。 【千代童】→芦屋道摩 【平将門/たいらのまさかど】下総(しもうさ)を根城に周囲を侵略している。父は良将(よしまさ)。藤原純友と盟約を結び国に反旗をひるがえそうとしている。純友が冷酷なタイプであるのに対し将門にはおおらかなあたたかさがあった。純友の一党が船を手足のように扱うのと同様、将門の一党は馬を手足のように扱う。死後、影響力がつよくなっていく。 【敵】芦屋道摩は、仲間であるよりも敵である方がより強く互いのことを思うようになるという考えのもと行動した。 【如月尼/にょげつに】夜叉の同母の姉。夫の死後、尼となる。敗戦のおりの過酷な状況を生き延びた。そのときなにかあったらしい。千代と通じ合うことができる。 【秀郷】将門を裏切り敵となり将門を討った。 【美丈丸/びじょうまる】海賊。十五歳でいまだ童形。美しく、猛々しい。気が向かないと声をかけられても相槌も打たない。 【藤原純友】九郎の父。大魁帥。東の将門、西の純友と並び称された。将門と同盟を組み国に反旗をひるがえそうとした。将門より長く戦ったのに将門ほど大きく扱われなかった気の毒な大物。 【夜叉】将門の娘。九郎の二歳年上で十四歳のとき妻となる。疾走する馬上で九郎に跨がり処女を与える。 【良兼】将門の叔父で敵。たまたま九郎に討ち取られる。
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蘆屋道満の、なんとエロティックなことか・・・。しかし皆川博子さん、守備範囲広いにもほどがありますね。
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九朗に矢鱈とイラつきました。常に現実感が無いというか、いつも夢想ばっかりしてて及び腰で、好きじゃない。なんというか、気の毒ではあるけれど。夜叉姫は主人公なのかと思ったら微妙でしたね。蘆屋道摩の仲間たちに対する執着が妙にリアルで面白かった。残っていたい気持ちはわからなくもない。つー...
九朗に矢鱈とイラつきました。常に現実感が無いというか、いつも夢想ばっかりしてて及び腰で、好きじゃない。なんというか、気の毒ではあるけれど。夜叉姫は主人公なのかと思ったら微妙でしたね。蘆屋道摩の仲間たちに対する執着が妙にリアルで面白かった。残っていたい気持ちはわからなくもない。つーかこの話、エロい、凄いエロい。エロチシズム(頭の悪い感想)
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