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炸裂 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1992/08/15 |
JAN | 9784061852099 |
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炸裂
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
復讐物を書かせたら作…
復讐物を書かせたら作者の右に出る者はいない。主人公と同様、読者のうちにも溜まりに溜まった怒りやストレスを、終盤で一気に炸裂させてくれる。
文庫OFF
学校内での婦女暴行の現場を見てしまった教師宇津木は、犯人の一人、甲田と立ち向かうことを決意する。しかし、甲田は、街を牛耳るヤクザ甲田組の組長の息子だった…。 このところ、小説もその他も、ゆるくてぬるめのものばかりに接していたので、久しぶりに胸糞の悪い、胃がキリキリくるような嫌な...
学校内での婦女暴行の現場を見てしまった教師宇津木は、犯人の一人、甲田と立ち向かうことを決意する。しかし、甲田は、街を牛耳るヤクザ甲田組の組長の息子だった…。 このところ、小説もその他も、ゆるくてぬるめのものばかりに接していたので、久しぶりに胸糞の悪い、胃がキリキリくるような嫌なストーリー展開で、途中で休憩をしようかと思っていたが、そのまま後半に突入してしまったので読み切れた。 この人の作品は2作目かな。前回の作品にも「ハードボイルドっぽい」と書いているのだが、本書も同様である。 事件の内容から、その先の進み具合は、森村誠一の嫌な感じの推理小説っぽく、エロ描写もムダに多い。そこに空手初段の主人公が、暴力教師?言わせたいやつに言わせておけ、という、大藪春彦ばりの力技で押し進めていく。 胃が痛くなるポイントとして、主人公の宇津木は、びっくりするくらい能天気で楽天家であるため、いやいや、これ次の事件が起こるよね?と思ったとおりに進んでいくこと。逆に、その人物が無事なうちは、次の手は打てないということなのでも有るが、もう少し慎重な性格にしても良かったのではないか。 最後は、パーッと晴れるか、それとも鬱エンドか、破滅なのか、その当りも想像しながら読むと、かなり読み応えは有る1冊であろう。
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