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長谷川四郎 ちくま日本文学全集046

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商品詳細
内容紹介 | 内容:シベリヤ物語 より 小さな礼拝堂. 鶴.模範兵隊小説集 より 分遣隊.炊事兵.駐屯軍演芸大会. 阿久正の話.随筆丹下左膳.『デルスウ・ウザ-ラ』解説.新人発言.詩 より 花火の歌.未確認戦死者の歌.病人の歌.とうとうたらりの歌.兵隊の歌.兵隊女房の歌.原住民の歌.おかし男の歌. 九つの物語 より ききみみハンチング.白鳥湖.ぼくの伯父さん. 戯曲 守るも攻めるも-墨子. 年譜:p471~477 |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1992/12/18 |
JAN | 9784480102461 |
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長谷川四郎
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商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
全然知らない作家。 というより、長谷川伸と勘違いしていた。 長谷川伸といえば、「瞼の母」や「一本刀土俵入」の作者。 そういう作者が「ちくま日本文学全集」に入るのは少々ピント外れだと気がついて当然だろうと言われるかもしれないけれど、「鞍馬天狗」の大佛次郎が入っているぐらいだから、...
全然知らない作家。 というより、長谷川伸と勘違いしていた。 長谷川伸といえば、「瞼の母」や「一本刀土俵入」の作者。 そういう作者が「ちくま日本文学全集」に入るのは少々ピント外れだと気がついて当然だろうと言われるかもしれないけれど、「鞍馬天狗」の大佛次郎が入っているぐらいだから、それもありかと思っていた。全然人違い。ちなみに、「瞼の母」や「一本刀土俵入」は読んだことがない。じつはそれが読めるかと思って、少々楽しみにしていた。もう一生読むチャンスはないだろうな。 長谷川伸と長谷川四郎はまったく関係ない。 ただし、四郎の兄は、長谷川海太郎といい、「丹下作善」の作者。ペンネームは林不忘。他に、牧逸馬、谷譲次のペンネームを使い分けて活躍した。 ややこしいので、整理すると、 「瞼の母」は長谷川伸。 「丹下左膳」長谷川海太郎=林不忘。 その弟が長谷川四郎。 うん。ようやくわかった。 長谷川四郎の作品集。 もともと詩人のようだ。 戦争中の日本軍を部隊を描いた作品が多いが、どこかフランスの短編を思わせる。「海の沈黙」「星への歩み」のヴェルコールとか。どこがどうだとはいえないが。 でもどうも肌合いが合わないみたいで、淡々と読むしかなく、正直、退屈を感じました。 合わないんだから、しかたがないね、どうも。 この人は宮沢賢治が嫌いだったそうだけど、そこいらへんになにか関係があるのかもしれない。
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流麗な文章、村上春樹をして思わず「上手い」とうならせるのも頷ける。しかし、中身が無い。空虚だ。同じ戦争物でも、小島信夫のそれとは全く逆に、胸に迫るような現実感が少しも感じられない。職業文筆家、昔の代書人の書く文章って、こんな感じなのではと思ってしまう。
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「鶴」が何といっても素晴らしい。この密度の高い文章から、後年のユーモアがでてきたのかと思うと、ちょっと不思議な感じもします。主人公が望遠鏡を通して見る景色は、モダニズムの絵画を見ているようでもある。
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