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樋口一葉 ちくま日本文学全集041
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商品詳細
内容紹介 | 内容:たけくらべ.にごりえ.大つごもり.十三夜.ゆく雲.わかれ道.われから.雪の日.琴の音.闇桜.うもれ木.暁月夜.やみ夜.うつせみ.あきあわせ.すずろごと.にっ記一.塵の中.恋歌九首. 年譜:p468~475 |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1992/10/28 |
JAN | 9784480102416 |
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樋口一葉
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
これは難しかった。最初の「たけくらべ」を20ページぐらい読んで、これはカナワンと放り出していた。 こういう文章です。 龍華寺の信如、大黒屋の美登利、二人ながら學校は育英舍なり、去りし四月の末つかた、櫻は散りて青葉のかげに藤の花見といふ頃、春季の大運動會とて水の谷(や)の原に...
これは難しかった。最初の「たけくらべ」を20ページぐらい読んで、これはカナワンと放り出していた。 こういう文章です。 龍華寺の信如、大黒屋の美登利、二人ながら學校は育英舍なり、去りし四月の末つかた、櫻は散りて青葉のかげに藤の花見といふ頃、春季の大運動會とて水の谷(や)の原にせし事ありしが、つな引、鞠なげ、繩とびの遊びに興をそへて長き日の暮るゝを忘れし、其折の事とや、信如いかにしたるか平常の沈着(おちつき)に似ず、池のほとりの松が根につまづきて赤土道に手をつきたれば、羽織の袂も泥に成りて見にくかりしを、居あはせたる美登利みかねて我が紅の絹はんけちを取出し、これにてお拭きなされと介抱をなしけるに、友達の中なる嫉妬(やきもち)や見つけて、藤本は坊主のくせに女と話をして、嬉しさうに禮を言つたは可笑しいでは無いか、大方美登利さんは藤本の女房(かみさん)になるのであらう、お寺の女房なら大黒さまと言ふのだなどゝ取沙汰しける、信如元來かゝる事を人の上に聞くも嫌ひにて、苦き顏して横を向く質なれば、我が事として我慢のなるべきや、夫れよりは美登利といふ名を聞くごとに恐ろしく、……(p33) 今年のお正月、のんびりした気持ちで、パラパラめくってみると、なんとなく読める。 次に収められている「にごりえ」も「大つごもり」も、読んで楽しめるということを発見した。 「たけくらべ」は修辞が絢爛豪華すぎてかなり読みにくい部類に入る。「にごりえ」「大つごもり」はもっとシンプル。 よく分からない部分もあるけれども、読んでいるとだんだん慣れてくる。 こういう文章は、気ぜわしく読んでは駄目で、ゆっくり味わいながら読むべきものなのだろう。 短文はまるで清少納言を思わせる。 樋口一葉は、明治29年、貧窮のうちに死去。24歳。 はじめて読んだけれども、天才的な作家。 大発見だ。
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大つごもり なにが悪なのか、なにが貧しさか? 全部相対化して、逆転もする。よく見たら対立は全部逆転するのかな。調べてないけど。 そんな話なのに、最後には呆気なくて美しい救済。なんという完成度。
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えーとですねぇ、文語体は、やっぱり難しいです。 「たけくらべ」とか、かろうじてストーリーを知っている話は、なんとか入ってくるのですが、読むのが辛い。 そして、自分の読み取っているストーリーが、正しいのか、勝手な解釈なのかが、良くわからないです。 一文が長いのと、地の文とセリフ...
えーとですねぇ、文語体は、やっぱり難しいです。 「たけくらべ」とか、かろうじてストーリーを知っている話は、なんとか入ってくるのですが、読むのが辛い。 そして、自分の読み取っているストーリーが、正しいのか、勝手な解釈なのかが、良くわからないです。 一文が長いのと、地の文とセリフの文が、そのまま続けて書いてあるのが、なによりも難しく感じました。 でも、けっこう、セリフとかには、リズムがあっていい感じのセリフもあるんです。だから、なんか、もうちょっとだけ、これを読み取る力があれば、きっと、面白いんだろうなぁと思うのですが。 だから、苦しいながらも、最後まで読めないことはなかったです。 で、いい加減なわたしの読みで、読み取ったことは、こんな感じ。 恋愛中心。 女の子、ちょっと気が強い。 素直になれなくて。 年上の女の子にあこがれるやんちゃな男の子。 けっこう、途中で、プッツリ終わってるようなエンディング。 男の子のタイプは、優等生とやんちゃ。ウブな優等生の方が、本命? 世間の噂に引き裂かれ……。 本当は、その当時の生活のありようなんかもしらなければ、ものすごく浅い読みになるんだろうなぁと思います。 でも、なんか、昔も今も、かわらないところもあるのかなぁと思ったりもしました。
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