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消失 ポール・オースター詩集
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 思潮社 |
発売年月日 | 1992/12/01 |
JAN | 9784783724285 |
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
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言葉への飢えを思うとき わたしは空気や水を思う それがどうしてなのか この詩集は答えをくれた 言葉に飢えるものに なぜ、光が、氷が、 石の壁が必要なのかも
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昨日アメリカの詩人を主人公にした実録小説を読んで、「芸術家、わかんね~」と泣いたのに、 今日もアメリカの作家の詩集です。 とても『言葉』を大事にしていると感じました。 言葉を尽くして飾り立てるのではなく、そぎ落としてそぎ落としてむき出しになった言葉の意味を、ぐいと突き出された気...
昨日アメリカの詩人を主人公にした実録小説を読んで、「芸術家、わかんね~」と泣いたのに、 今日もアメリカの作家の詩集です。 とても『言葉』を大事にしていると感じました。 言葉を尽くして飾り立てるのではなく、そぎ落としてそぎ落としてむき出しになった言葉の意味を、ぐいと突き出された気がします。 でも、私にわかるのはそこまで。 一つ一つの言葉の選択。 改行の位置。 隅々まで神経をいきわたらせているのであろうそれらを、私は多分受取れていないと思います。 やっぱり小説が好きなんだなあ。 松浦寿輝が解説に書いている。 “今日の人々が小説に求めているのは『シティ・オヴ・グラス』程度のものなのだろう。民度の問題というべきか。” ぐっさり。 民度ときましたか。そうですか。 それは多分、媚びていない詩作ということなんだと思うのですが、やっぱ、わかんないんだよぅ。 ただ、ぐいと突きつけてくる挑発的な何かが消失したことによって、詩から小説へと創作の対象を変えたのかしらんと思うのみ。 芸術的な感受性が欲しいと思うこのごろです。
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「白い空間」で彼は、何かを伝えるために言葉が不可欠であること、しかし言葉にあてはめた途端、伝えたかったものとは違ったものになってしまうこと、そのジレンマに触れ、結局は詩という形での表現を封印してしまう。 この作品に触れてから言葉についての疑問を抱き続けている。だからこそ、言葉を正...
「白い空間」で彼は、何かを伝えるために言葉が不可欠であること、しかし言葉にあてはめた途端、伝えたかったものとは違ったものになってしまうこと、そのジレンマに触れ、結局は詩という形での表現を封印してしまう。 この作品に触れてから言葉についての疑問を抱き続けている。だからこそ、言葉を正しくそして簡潔に使おう、それが本質からのブレを最も少なくさせる手段なのだから、と何度も自分に繰り返す。言葉とはそのくらい選別が必要であると同時に、偽者でしかない、その怖さをどのくらい人は意識しているんだろうか。無駄な言葉に触れるたびに悲しく思う。 思えばこの本に出会わなければ、その後の読書遍歴も全く異なっていたんだろうな。
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