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ロボット カレル・チャペック戯曲集1
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ロボット カレル・チャペック戯曲集1

カレルチャペック【著】, 栗栖継【訳】

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ロボット カレル・チャペック戯曲集1

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 十月社/
発売年月日 1992/01/25
JAN 9784915665202

ロボット

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2026/08/25

本作品がもし生まれて無ければ、手塚治虫の『鉄腕アトム』は無かっただろうし、アシモフのロボット三原則も無かった。かもしれん。この世界に『ロボット』なる言葉を生み出して、さらにロボットの性格も規定し、ロボットが感情を持ったら人間になるという優れて先見的な古典作品。今回、読んだのは十月...

本作品がもし生まれて無ければ、手塚治虫の『鉄腕アトム』は無かっただろうし、アシモフのロボット三原則も無かった。かもしれん。この世界に『ロボット』なる言葉を生み出して、さらにロボットの性格も規定し、ロボットが感情を持ったら人間になるという優れて先見的な古典作品。今回、読んだのは十月社という金沢の出版社が1992年に出版したもの。当然、3.11もコロナもまだの時期だ。その時点で読んだら違った感想を持っただろうと思うのは、収録作品の「白疫病」。おっと、その前にメインの「ロボット」、正式名称は「R.U.R ロボット」、「ロッサム・ロボット社のロボット」という意味だ。ロッサムといういわばマッド・サイエンティストみたいな老人が試験管から生命を生み出し、甥っ子が大量生産して人間の代わりの労働力として世界に売り込む。人間は面倒な労働から解放されて好きな事ばかりやるようになり、その結果、子どもの生まれない社会になる。そして労働力として大量生産されたロボットが軍事利用されていき、と逆説的に今の使い古されたSFみたいなストーリーである。イメージで言うとアトムの青騎士の話や、試験管ベイビーのルイーズを連想させる。もっとも叩き割ったビール瓶握りしめて血だらけでぶっ倒れたくはない。あ、分かる人だけクスリと笑って。 この作品でロボットが生まれたのであるが、機械から生まれたものではなく、妖怪人間ベムみたいに試験管から溢れた液体が化学反応して生まれた人間そっくり(by 安部公房)なものがロボットである事に驚いた。 あと、「ロボット」以上に強烈な印象を残したのは「白疫病」。全世界に50歳過ぎた人間は身体が腐る病気になってしまう。感染病でパンデミックが起こるが、貧乏人だけ診察していた医師が奇跡的に特効薬を作る。その特効薬を切り札に世界から戦争を無くそうとして成功したかと思ったら、案の定、大衆というか人民に裏切られて悲惨な最期を迎える。とにかく面白いので先ずは読んでみてください。

Posted by ブクログ

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