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ブライヅヘッドふたたび ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1990/08/01 |
JAN | 9784480024510 |
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ブライヅヘッドふたたび
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ブライヅヘッドふたたび
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商品レビュー
4.5
7件のお客様レビュー
軍の拠点として訪れた場所は、友達と恋人と過ごした屋敷だった。まるでマドレーヌを食べて思い出が広がっていくような感覚で、青春時代を振り返っていくストーリー。 学生時代特有のアンニュイな空気が文体から伝わってくるし、数年経った時の話も良かった。 糸のひと引きという章が印象的で、元々...
軍の拠点として訪れた場所は、友達と恋人と過ごした屋敷だった。まるでマドレーヌを食べて思い出が広がっていくような感覚で、青春時代を振り返っていくストーリー。 学生時代特有のアンニュイな空気が文体から伝わってくるし、数年経った時の話も良かった。 糸のひと引きという章が印象的で、元々信仰にそこまで熱心でなかったジュリアが信仰を捨てるかと思いきや、ある出来事がきっかけで、やっぱり離れることができないと主人公に言うシーンはぐっときた。どんなに疎んでいても、本人が望んでるから縛りまではいかないけど、結局離れられない宿命的なものを感じた。 色々題材はあるだろうけれど、信仰について書かれてるシーンが個人的には1番残った。 この物語、数年前にBBCでドラマリメイクの話が上がっていたけど予算の都合?で中止になってしまったらしい。キャストも楽しみな方々だったので残念でならない…。頭の中ではその方たちで再生されていた。
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第二次大戦中の英国。Charles Ryder大尉は部隊と共にある邸宅を訪れる。そこはかつて彼に友情も愛情も与えた一家が住んでいた場所だった。一家の貴族的な世界はそれぞれ少しずつ煌めきを失ってゆき、一つの時代が終わるときCharlesに向けられた愛情も背を向ける。しかし大尉として...
第二次大戦中の英国。Charles Ryder大尉は部隊と共にある邸宅を訪れる。そこはかつて彼に友情も愛情も与えた一家が住んでいた場所だった。一家の貴族的な世界はそれぞれ少しずつ煌めきを失ってゆき、一つの時代が終わるときCharlesに向けられた愛情も背を向ける。しかし大尉としてそこを再訪したCharlesが抱いたのは皮肉や悔恨ではなく、この邸宅が変わっていく時代を見守り続けることへの快活な喜びであった。 前の半分くらいをちくま文庫。残りを英語で読んだ。使われてる単語が難しい!しかし詩的な表現が美しい。列車の夜のシーンや象徴的な雪崩のシーンなど。
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何度目かの再読。 普段は復刊ドットコムの単行本を読んでいるが、意外に安値でちくま文庫版が手に入った。良かった。 何度読んでも美しい話だと思うのだが、ドラマのレビューを読むと、かなり改変されているようで吃驚する。
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