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吉野朝太平記(一) 時代小説文庫213
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吉野朝太平記(一) 時代小説文庫213

鷲尾雨工(著者)

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吉野朝太平記(一) 時代小説文庫213

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 富士見書房
発売年月日 1990/11/30
JAN 9784829112137

吉野朝太平記(一)

¥220

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2009/05/16

第2回直木賞受賞作。いかにも時代小説!って感じです、どこかねちっこい感じがするところといい(偏見?)。 タイトルどおり、南北朝が舞台でかつ南朝よりのお話です。全5巻の序盤は、高潔な精神を目指して自分の命を削り散っていく楠木正行と、現実主義の弟・正儀の対比。 正行の死後は、20代前...

第2回直木賞受賞作。いかにも時代小説!って感じです、どこかねちっこい感じがするところといい(偏見?)。 タイトルどおり、南北朝が舞台でかつ南朝よりのお話です。全5巻の序盤は、高潔な精神を目指して自分の命を削り散っていく楠木正行と、現実主義の弟・正儀の対比。 正行の死後は、20代前半とは思えない老獪さで、兄の敵である高師直と、ラスボス足利尊氏の庶子・直冬を罠にハメていく正儀の活躍が描かれます。どこらへんが「いかにも時代小説」かというと、その正儀の策略に手足となって動くのが、表の顔は商人でありながらウラの顔を持つ男や、その美貌の妹である女スパイ、忍びたちなんですよ。 しかし歴史ファンにはうれしいエピソードもちりばめられてます。冒頭は「吉野拾遺」出典の「高師直による弁内侍連れ去り→正行大活躍」だし、尊氏による弟・直義暗殺シーンも凄みがあります。 大河ドラマのように兄弟愛前面押し出しも感動的ですが、暗い部屋で血反吐とともに兄への怨嗟を吐き出しながら動かなくなっていく弟と、窓の外から、目をそらさずにその最期を見つめ、手を合わせる兄……という描写もインパクトありました。

Posted by ブクログ

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