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永瀬清子詩集 現代詩文庫1039
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 思潮社 |
発売年月日 | 1990/02/01 |
JAN | 9784783708575 |
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永瀬清子詩集
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→『永瀬清子詩集』を読んだ日 https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/374e4199541ddacea1a14f73748e4303
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詩人は特別な眼を持っている。私とは違う嗅覚がある。日常のありふれた風景や、些細な思い出、小さな心の傷を一篇の詩で表すことで、平凡な私にも分かるように教えてくれる。それらが生まれた瞬間に消える常に特別な現象だということを。 永瀬清子の詩は、何故か時にSFっぽい。時空を超えてやってく...
詩人は特別な眼を持っている。私とは違う嗅覚がある。日常のありふれた風景や、些細な思い出、小さな心の傷を一篇の詩で表すことで、平凡な私にも分かるように教えてくれる。それらが生まれた瞬間に消える常に特別な現象だということを。 永瀬清子の詩は、何故か時にSFっぽい。時空を超えてやってくるのに「もう間に合わぬ」恋人や、永遠に生き続けながら記憶のかけらにそこかしこで遭遇したりする女性がいたりする。自分が帰りたいと思う場所が、懐かしいのに存在し得ない―ゆえに決して帰郷が叶わぬ―場所であるような印象を受ける。 また、夫を詠ったもののいくつかは、卑屈さと精神の気高さが拮抗し合い、不思議に居心地が悪い。何かをしてくれないことを恨み、自分だけがと嘆き、なぜこんなにも生き難いのかと愚痴りながら、それでもなお詩として美しいというのは本当に恐ろしいことだ。 折に触れ読み返し、自分のものとしたい。
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