- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
太宰治全集(10) もの思う葦/わが半生を語る/如是我聞 ほか ちくま文庫
定価 ¥1,100
550円 定価より550円(50%)おトク
獲得ポイント5P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
2/3(月)~2/8(土)
商品詳細
内容紹介 | 内容:田舎者 ほか |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1989/06/01 |
JAN | 9784480022608 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
2/3(月)~2/8(土)
- 書籍
- 文庫
太宰治全集(10)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
太宰治全集(10)
¥550
在庫あり
商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
小説は全集の9巻まで…
小説は全集の9巻までに年代順に全作品が収録されているのですが、この10巻には太宰のエッセイやアフォリズムが初期のものから死の直前のものまですべて収録されています。太宰の作品は私小説的なものが多いのでエッセイと言ってもいつもの小説とあまり印象は変わらないし、アフォリズムには本当にハ...
小説は全集の9巻までに年代順に全作品が収録されているのですが、この10巻には太宰のエッセイやアフォリズムが初期のものから死の直前のものまですべて収録されています。太宰の作品は私小説的なものが多いのでエッセイと言ってもいつもの小説とあまり印象は変わらないし、アフォリズムには本当にハッとするようなものが多いし、他の文庫ではなかなか読めないので、太宰が好きな人にはオススメです。
文庫OFF
著者の全ての随筆と小…
著者の全ての随筆と小説一編が収録されている。遺稿となった「如是我聞」はあまり好きになれなかった。周りの世界がどうであれ自分の道を突き進んでいた太宰治が好きだったが、やはり他人の目が気になってしょうがなかったんだなと思わされた。
文庫OFF
太宰治全集の最終巻で、太宰治の名前で発表されたあらゆる随想が収録されている。 年代順に並べられているため、一人の作家がいかにして生きてきたかがとてもよくわかる。 太宰治は、自分の生きづらさ、格好悪さ、ダサさと向き合い、ひたすら見つめ続けた作家だと思う。そして、そうすることで生...
太宰治全集の最終巻で、太宰治の名前で発表されたあらゆる随想が収録されている。 年代順に並べられているため、一人の作家がいかにして生きてきたかがとてもよくわかる。 太宰治は、自分の生きづらさ、格好悪さ、ダサさと向き合い、ひたすら見つめ続けた作家だと思う。そして、そうすることで生を肯定しようとしたのではないか。太宰を読んでいて時々居た堪れない気持ちになるのは、あまりにも率直に彼自身の弱さが描かれているからだ。 随筆の中でたびたび「実直」という言葉が出てくる。弱さに対して正直であり続けること。その先に真実があると信じていたのではないかと思う。 このような彼の信念は、戦前から戦時中に確立されていったように思う。戦後の文章になると偏屈な印象が強くなるのは、自分の弱さに鈍感なまま上手く立ち回る人々が目につくようになったからではないか。 私は作家でも芸術家でもない普通の人間なので、「上手く立ち回って」生きていかざるをえない。でもそれが上手くいかなかったとき、太宰治のことを思い出せるというのは、幸福なことだと思う。
Posted by