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終局のエニグマ(下) 創元推理文庫
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終局のエニグマ(下) 創元推理文庫

ジェイムズ・P.ホーガン【著】, 小隅黎【訳】

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終局のエニグマ(下) 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1989/05/01
JAN 9784488663094

終局のエニグマ(下)

¥550

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2018/11/04

ソ連が崩壊せずに冷戦状態が2017年まで続いたif世界が舞台。ソ連が宇宙空間に打ち上げたスペース・コロニーの中に隠されていると噂される兵器を探すために、アメリカからプロのスパイと科学者が送られて探索する話。 『星を継ぐもの』を書いたジェイムズ・P・ホーガンの作品。個人的にはめち...

ソ連が崩壊せずに冷戦状態が2017年まで続いたif世界が舞台。ソ連が宇宙空間に打ち上げたスペース・コロニーの中に隠されていると噂される兵器を探すために、アメリカからプロのスパイと科学者が送られて探索する話。 『星を継ぐもの』を書いたジェイムズ・P・ホーガンの作品。個人的にはめちゃくちゃ好きだった。 分量がなかなか多いのと、洋書の翻訳ということで言い回しが少し独特だったりするので、人によっては読むのが辛いかもしれない。 あと、SF世界を舞台にしながらもスパイ活動がメインに描かれているから、SF大好きです!って感じの人は少し拍子抜けしてしまうかもしれない(それでも、SF要素はふんだんに散りばめられていると思うが)。 また、SFのお約束的な部分(例えば、スペース・コロニーの形とかその仕組みとか)の説明が少ない気がしたので、そういう部分を事前に知らないとイメージしづらいかもしれない。 でも、全体として冗長な印象は受けず、全てのチャプターがしっかりと機能していてエンディングを迎えていると思う。また、登場人物たちもみんなキャラが立っていて最後まで楽しく読むことができた。 終盤まで隠してある物語の肝となる部分は、正直読んでいる最中に想像が出来る。ハッキリ言ってしまえばよくあるトリックだが、この本がその原点になったのかもしれないことを思うと、今回読めて嬉しかった。 全体的に「科学的」な説明が多く出てきて、派手なことは全く起こらないけど、出来事とか物体の納得感は強いです。 SF作品が好きだったら、是非読んでみてほしいです。

Posted by ブクログ

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