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小杉健治【著】

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崖

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1989/02/28
JAN 9784061939721

¥220

商品レビュー

3

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2013/01/23

「過去の殺人」を組み合わせ、 「現在の殺人」を表現する。 手法的には、 意外と簡単なトリックかもしれない。 フローチャート的方法論。

Posted by ブクログ

2010/05/25

【崖】 小杉健治さん 千葉県木更津の野菜畑で男性の白骨化した死体が見つかった。 畑の持ち主に、労働者風の男が「あんたの畑に人の骨のような ものが埋まっている」と言われ確認に来て、見つけたのだ。 労働者風の男は、それっきり姿をくらまし、第一発見者が 姿を消したまま捜査が開始された...

【崖】 小杉健治さん 千葉県木更津の野菜畑で男性の白骨化した死体が見つかった。 畑の持ち主に、労働者風の男が「あんたの畑に人の骨のような ものが埋まっている」と言われ確認に来て、見つけたのだ。 労働者風の男は、それっきり姿をくらまし、第一発見者が 姿を消したまま捜査が開始された。 やがて白骨化した死体は5年前から行方不明になっている 土地成金の川北だと判明した。 川北には30歳も年下の妻、理沙子がいた。 小柄で貧弱な川北に似合わぬ、大柄で美貌の妻、しかも30歳も 年が離れている。川北が失踪したのは理沙子と結婚し 半年後のコトであった。また理沙子は赤坂に豪華なクラブを 開店させていた。 理沙子は川北から資金を出させるために結婚した。 ところが、結婚したら川北の態度が変わった。 もともと、川北はケチな男だったらしい。だから、 殺して、金を自由にしようとした。 こんな推理を捜査員は持ったが、犯行を立証するには 到らなかった。 その後、理沙子は堺田常吉という男と結婚した。 常吉も千葉の土地成金で、さえない男であった。 結婚後、理沙子は常吉の金を湯水の如く使い、宝石を 買いあさった。 常吉には二人の姉と一人の弟がいたが、 彼ら兄弟は理沙子が金目当てで常吉に近づいたコトを 具申するが、常吉は聞く耳を持たなかった。 もともと常吉の心配よりも、財産に執着のあった兄弟は 理沙子を殺害するコトを企てるが、そんな時、 常吉の家が火事になり、焼け跡から常吉の遺体が発見された。 理沙子はしたたかな女であった。 理沙子の犯行を立証するために市橋刑事は彼女の 生い立ちを調べる。 ☆ 資産家の家に生まれた長男の常吉 醜男の彼は、まわりの人や兄弟から、口には出さずとも、 心の中で蔑まれているコトを知っていた。 また理沙子の育った家庭環境は劣悪で、 そんな環境が彼女を、本当の悪女につくりあげた。 尻尾を出さない理沙子。 執念で理沙子を追う、市枝。 市枝がたどり着いた結末は、彼の当初の予想とは はるかにかけ離れたモノだった。 読みやすい社会派ミステリーの作品でした。(^_^)v  

Posted by ブクログ

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