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湖底のまつり 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 1989/11/15 |
JAN | 9784575502435 |
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湖底のまつり
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
若竹七海さんの「クール・キャンディ」の中で、中学生が読むのはまだ早い、と言われていた作品。確かに妹が読もうとしていたら兄は止めるしかないでしょう。 ロマンス、ダム建設、村の風習、さらには登場人物の家庭環境まで。全てが重要な因子となり、結末へ向かっていく構造はさすがの手腕です。晃二...
若竹七海さんの「クール・キャンディ」の中で、中学生が読むのはまだ早い、と言われていた作品。確かに妹が読もうとしていたら兄は止めるしかないでしょう。 ロマンス、ダム建設、村の風習、さらには登場人物の家庭環境まで。全てが重要な因子となり、結末へ向かっていく構造はさすがの手腕です。晃二の正体はわりと早い段階で感づくけれど、そう思った理由は分からないくらい微妙な仄めかし方や、そこに至った経緯を想像させ興味を逸らさない話の進め方と、文章としても秀逸。現実には不自然に思われる展開さえ人間の不完全さの証明のように感じさせ、人間の理想像「セラフィタス」をより強く印象づけています。 巻末の解説を読んでいて、日本人には「いやらしくない色気」は難しい、とどこかで聞いたのを思い出しました。この作品、直接的な性描写を繰り返していても諄くなく、日本のミステリとしては珍しい。泡坂氏がこういう感覚の持ち主だから、フランスの女性を奥様に迎えられたのかと妙なところを納得しました。
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- ネタバレ
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同性愛は好きじゃない。 泡坂らしい、からくりやトリックがないが、た、真実はやはり意外であった作品。ロマンチックと評する人が多いらしいが、私はそう感じなかった。淡い色のイメージがする本。主人公が誰だか分からないが、登場人物が謎を解き明かしていくストーリではなく、事象を登場人物別に記述し、最後で全ストーリーが一本に繋がる仕組み。
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確かにそうすると全ての辻褄は合う、合うけど……どう考えても気付くだろ!絶対わかるだろ!と叫びたくなるようなラスト。 色々言いたいことはありますがはしたなくなるので心の中にしまっておこうと思います。 文章は文学的といっていいくらいうまいorきれい。
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