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妖界魔王(2) 尼剌部陀地獄の巻 角川文庫
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妖界魔王(2) 尼剌部陀地獄の巻 角川文庫

志茂田景樹【著】

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妖界魔王(2) 尼剌部陀地獄の巻 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 1989/10/10
JAN 9784041599174

妖界魔王(2)

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2020/12/17

実業之日本社「週刊小説」に連載された作品、全四巻の第二巻。1986年作品。 前作で、対立関係にあった自衛隊の秘密部隊「血の鷲」と、日本に革命を起こそうとする宗教団体的革命集団「SIK」は、共に壊滅。 「血の鷲」を影で操っていた政府内秘密組織「K3」と、「SIK」の残党で結成さ...

実業之日本社「週刊小説」に連載された作品、全四巻の第二巻。1986年作品。 前作で、対立関係にあった自衛隊の秘密部隊「血の鷲」と、日本に革命を起こそうとする宗教団体的革命集団「SIK」は、共に壊滅。 「血の鷲」を影で操っていた政府内秘密組織「K3」と、「SIK」の残党で結成された革命集団「神衛隊」との対立、というのは、物陰の設定の大枠としては、前作と同じですね。 伝奇色よりミリタリー色の濃かった前作ですが、今作では陰謀小説といった雰囲気でアクション小説の色合いもやや薄まっている気がします。 前作で醜い老人として描かれた「SIK」の黒幕である孤堂正玄は、今作では巫女姿の色っぽい美女である神鏡尼として転生。それに伴い、女好きから男好きへと変わっていますが、美女の中身が老人、という設定にノリきれない自分は、なかなか読み進めませんでした。 更に読み進めるのが辛くなったのは、主人公・鬼谷鉄雄が、序盤で神鏡尼に洗脳されたあげく、ほとんど出番が無くなってしまったこと。 ヒーロー不在で、二つの組織の陰謀を、特に強いキャラクターの人物も登場しないままに読まされるのは、なかなか辛いものがありました。 志茂田景樹氏が後に書く軍事シミュレーション小説のようになってしまうかと、心配していると、終盤、鬼谷鉄雄の洗脳解除。 洗脳が解けた途端、「神衛隊」相手に大暴れ。元自衛隊三佐の神衛隊員を殺して生き肝を食うわ、防衛大時代から鬼谷に憧れていたという若く美しい青年神衛隊員を抱くわ、と、前作とは違った悪のヒーローとして甦った鬼谷の活躍には、いいぞ!もっとやれ!という感じで気分があがります。 終盤にはかなり伝奇色が濃くなったのも嬉しくなります。

Posted by ブクログ

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