アルバイト探偵 桃園文庫アルバイト探偵シリーズ

大沢在昌【著】

• 販売会社／発売会社: 桃園書房/
• 発売年月日: 1988/11/15
• JAN: 9784807801206

商品レビュー

2010/05/28

大沢在昌氏はハードボ…

[文庫ＯＦＦ]

大沢在昌氏はハードボイルドの中に煌くバライティ!主人公と謎多き探偵のお父さんとの掛け合いは爆笑ものです。

2010/05/28

アルバイト探偵第１弾…

[文庫ＯＦＦ]

アルバイト探偵第１弾。ハードボイルドの印象が強かったので、軽い感じもいいなと思いました。キャラクターも好きです。

2011/11/13

なんだかんだ言って大沢在昌は笑えて大好き！
父親(ご多分に漏れず元諜報員系)の探偵業を時給で手伝う適度な不良高校生リュウくんが、事件を解決するシリーズ第一弾。
とにかくヒロインが笑えるという意味で魅力ありすぎる。

ヒロイン1 美人家庭教師の麻里さん。リュウくんは思いを寄せるが相手にしてもらえない。元レディースの総長にして現在国立大学の法学部生。族抜けうまくいきすぎやろ。

"麻里さんの腕を、仲間がつかんだ。
「待てよ、このビッチ」
麻里さんの手が腰に吊るしたポシェットのところで閃いた。西洋剃刀の歯が刃がその男の喉にあてられた。
「兄ちゃん、整形手術してやろうか。放しな、この腕」"

ヒロイン2 二話目で知り合った美少女。J学園の総番をはっている。リュウくんに好意を寄せ、敵に根性焼きを施されながらも調査を手伝う。

"「あんたがナミかい？」
「ナミとは何だよ、ナミさんに失礼だろうが」
「ちがうのか。じゃあ豚はひっこんでな」
「何を！」
「やかましい！誰にガンたれてんだい。あたしはJ学園の向井康子だよ」
「げっ」"

相当気合い入ってるなー…初版は1995年ということで、スケバン刑事とかが流行ってたの納得である。

なぜか日本のハードボイルドって、かっこいい！というよりは"おーおーやっとんなー"と他人事気分でにやにやしながら読んでしまう作品が多い気がする。日本が平和だからかね。

その点これは新宿鮫や佐久間公シリーズほど、入り込みすぎてないところが楽しく読めて良いと思います。
2011年06月07日 17:49