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朝、上海に立ちつくす 小説東亜同文書院 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社／発売会社 | 中央公論社/ |
| 発売年月日 | 1988/06/10 |
| JAN | 9784122015234 |
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朝、上海に立ちつくす
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商品レビュー
5
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
40年ほど前の作品なので感想も少ないのですが、読了後に何度も反芻してしまう作品でした。 日中戦争の意義とはなんだったのか、あの頃に戦争に翻弄された日本の若者はどう生きればよかったのか。 中国について学ぶ教育機関であり上海に校舎を構える東亜文書院の学生の主人公知名が、日中戦争〜敗戦の時期に学生生活を送る。日本の教育機関ではあるものの、中国語が堪能な主人公は多層的に世界を見て、考え、立ちつくす。 立ちつくすしかないラストですが、主人公が立ちつくしたあとに、一度リセットして日本と中国のために活躍できる未来を祈りたくなる いつの時代もどこの国でも、年寄りが掲げた大義によって、若者が戦い翻弄されることが、悲しい。
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