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黄金の鍵 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1988/05/31 |
JAN | 9784480022325 |
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黄金の鍵
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黄金の鍵
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「巨人の心臓」 巨人と小人の話。巨人の国に迷い込んだ二人の小人の子供が、小人の子供を食べる巨人の心臓を探してみつける。 「かるい姫」 生まれた時にかけられた呪いで、重さをなくし、重力をなくし、宇宙にいるようにふわふわと浮いてしまうという身体の姫の話。最後には、王子様と恋に「落ち...
「巨人の心臓」 巨人と小人の話。巨人の国に迷い込んだ二人の小人の子供が、小人の子供を食べる巨人の心臓を探してみつける。 「かるい姫」 生まれた時にかけられた呪いで、重さをなくし、重力をなくし、宇宙にいるようにふわふわと浮いてしまうという身体の姫の話。最後には、王子様と恋に「落ち」て重力を手に入れるのだが(姫が泣いたから)、枯れる湖(姫に呪いをかけた魔女のしわざなのだが)にあいた穴を王子が姫に見守られながら命がけで塞ぐという滑稽なもの。しかも、姫は王子が瀕死に追い込まれるまで助けようともしない。エンディングはお決まりだが、ディテールがユニークで忘れ難い短編。 「黄金の鍵」 虹の先端の立っているところには黄金の鍵がある。少年(コケオ)は導かれるように森の中(少年の住んでいる所は妖精の国との境目だという。森はその際)へ入って行き、黄金の鍵を見つける。一方で少女(ミダレ)も追い立てられるように妖精の国へ入り、やがて少年と出会い、二人で元の世界へ戻る旅に出る。途中で二人はまた離れ離れになるが、再会し虹の中を歩いて(登って)元の世界へ帰って行く。 「招幸酒」 まず小川の流れが自分の敷地内で淀んでしまうから、それをどうにかするという奇想、その描き方のわかりずらさ(これはそもそも着眼点そのものがわかりずらいから著者や訳者のせいではないだろう)が、むしろ不思議な感覚。妖精たちが子供をさらってしまうので、それを助けるコリンの物語。フェアリー・テイル。
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