ドイツ怪談集 河出文庫

種村季弘【編】

• 内容紹介: 内容:ロカルノの女乞食 ハインリヒ・フォン・クライスト著 種村季弘訳. 廃屋 E.T.A.ホフマン著 池内紀訳. 金髪のエックベルト ル-トヴィッヒ・ティ-ク著 前川道介訳. オルラッハの娘 エスティ-ヌス・ケルナ-著 佐藤恵三訳. 幽霊船の話 ヴィルヘルム・ハウフ著 種村季弘訳. 奇妙な幽霊物語 ヨ-ハン・ペ-タ-・ヘ-ベル著 種村季弘訳. 騎士バッソンピエ-ルの奇妙な冒険 フ-ゴ-・フォン・ホ-フマンスタ-ル著 小堀桂一郎訳. こおろぎ遊び グスタフ・マイリンク著 種村季弘訳. カディスのカ-ニヴァル ハンス・ハインツ・エ-ヴェルス著 石川実訳. 死の舞踏 カ-ル・ハンス・シュトロ-ブル著 前川道介訳. ハ-シェルと幽霊 アルブレヒト・シェッファ-著 石川実訳. 庭男 ハンス・ヘニ-・ヤ-ン著 種村季弘訳. 三位一体亭 オスカル・パニッツァ著 種村季弘訳. 怪談 マリ-・ルイ-ゼ・カシュニッツ著 前川道介訳. ものいう髑髏 ヘルベルト・マイヤ-著 池田香代子訳. 写真 フランツ・ホ-ラ-著 土合文夫訳
• 販売会社／発売会社: 河出書房新社/
• 発売年月日: 1988/12/02
• JAN: 9784309460581

商品レビュー

2010/05/28

ドイツの怪談は馴染み…

[文庫ＯＦＦ]

ドイツの怪談は馴染みが薄いので面白かったです。

2010/05/28

日本のものとはまた違…

[文庫ＯＦＦ]

日本のものとはまた違った怖さが伝わってくる。怖い話が好きな人にはおすすめ。

2025/02/07

「恐怖が手ににぎれる物質と化して」(p321)いることにこだわって編まれたドイツ怪談集。最近『その昔、N市では』が話題となったマリー・ルイーゼ・カシュニッツも収録されています（『その昔、N市では』に「幽霊」という題で訳されている短編が、本書には「怪談」という題で収録・訳出されています）。全て楽しく読みましたが、鏡に顔がうつりこむ場面の描写がやっぱり流石だな、と思わされるE・T・A・ホフマンの「廃屋」と、かつての恋人が死の世界から踊りながら迎えにくるカール・ハンス・シュトローブルの「死の舞踏」が、ひときわ印象的。