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宇宙市民 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
内容紹介 | 内容:名前のない山 伊藤典夫訳. 会計士・狩猟の問題・時間泥棒 美濃透訳. 世界一幸運な男 伊藤典夫訳. 触るべからず・無から有 美濃透訳. トラナイへの切符 深町真理子訳. 最後の戦い 美濃透訳. 徘徊許可証 伊藤典夫訳. 宇宙市民 永井淳訳. 愚問 稲葉明雄訳 |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 1987/12/15 |
JAN | 9784150107499 |
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宇宙市民
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
秀作短編集であるが、暗いので合わない 表紙 4点ヤナセ 展開 6点1955年著作 文章 4点 内容 555点 合計 569点
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これは宇宙で最も面白い短編小説集のひとつである。★10以上。 この本に収録されている短編は全て超面白いです。多分これこそ22世紀まで読み継がれるべき本のひとつだろうと思います。 SF的なものが巷に溢れている現代においては、SFの枠を超えて広く読まれるべき本であると思います。 ま...
これは宇宙で最も面白い短編小説集のひとつである。★10以上。 この本に収録されている短編は全て超面白いです。多分これこそ22世紀まで読み継がれるべき本のひとつだろうと思います。 SF的なものが巷に溢れている現代においては、SFの枠を超えて広く読まれるべき本であると思います。 また、逆説的ですが、科学的素養が低い私でも無茶苦茶楽しめるこの本こそSFの王道のような気が勝手ながらにします。 この本を読まずに死ななくてよかったと心から思います。 SFの古典としてこのまま埋もれていくのは兎に角勿体無い。 どの作品も奇抜で滑稽で、ドタバタあり、風刺ありの超面白いユーモア小説です。 その中で特にお気に入りは、「触るべからず」と「徘徊許可証」です。 「触るべからず」は、自分たちの宇宙船を捨て異星人の宇宙船を盗もうとして次から次に災難にあう話。盗む側、盗まれる側双方の視点で描かれていているが、そのズレっぷりが最高に面白い。 「徘徊許可証」は、長いこと地球との交信が途絶えて独自の文化を育んでいた植民地惑星に、地球から調査官が来ることになり、慌てて「地球らしく」なろうと植民地惑星の住人がドタバタする話。兎に角滑稽で笑い転げながら読める。最後にちょっと心温まるオチも良い。 こんな面白い本が入手困難なのは勿体ない。早川書房様すぐに復刊して下さい。
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この中で好きな短編作品は『徘徊許可証』。 「かつて地球植民地だった惑星ニュー・デラウェア。牧歌的な小村がひとつだけあり、地球帝国の崩壊したいま、人々は平和に暮らしていた。 だが、長年眠り続けていた通信機械が、帝国の復活を告げる。帝国は極端な種族主義で、銀河系からすべての異星人...
この中で好きな短編作品は『徘徊許可証』。 「かつて地球植民地だった惑星ニュー・デラウェア。牧歌的な小村がひとつだけあり、地球帝国の崩壊したいま、人々は平和に暮らしていた。 だが、長年眠り続けていた通信機械が、帝国の復活を告げる。帝国は極端な種族主義で、銀河系からすべての異星人を排除するという。ニュー・デラウェアにも監視員を送り、地球文化を継承しているか視察に来るらしい。 急いで村を地球に近づけなければらない。誰も文通をしないのに郵便局を作り、無宗教なのに教会を建てる。犯罪者もいないのに警察を設立し、刑務所を建てた。挙句に、一人の若者を「犯罪者」に任命する。なぜなら、犯罪者のいない村は地球的でなく、異星人の村として滅ぼされてしまうだろうから…。」 地球文化をとんでもなく誤解して奮闘する村人たちが滑稽で微笑ましい。ごく当たり前のものだと思っている「郵便」や「警察」なども、シェクリイ作品の文脈の中に置くと、おかしくて非日常的になる。その辺がシェクリイ短編の面白いところかも。
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