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ユングとオカルト 講談社現代新書841
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1987/01/20 |
JAN | 9784061488410 |
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ユングとオカルト
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ユングとオカルト
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商品レビュー
2.4
6件のお客様レビュー
ユングの思想においてオカルティズムがどのように解釈していたということを解説している内容を期待していたのですが、期待とは異なり、著者自身がユングにならいつつ、オカルティズムの思想を紹介し、そのうちに現代の人間が直面している問題を解く鍵を見いだそうとする試みというべき内容になっていま...
ユングの思想においてオカルティズムがどのように解釈していたということを解説している内容を期待していたのですが、期待とは異なり、著者自身がユングにならいつつ、オカルティズムの思想を紹介し、そのうちに現代の人間が直面している問題を解く鍵を見いだそうとする試みというべき内容になっています。 とりあげられているのは、グノーシス主義、錬金術、ヘルメス主義、薔薇十字団などですが、通俗的な解説書などに見られる説明と大きな違いはありません。著者自身がどのような観点に立ってこれらの思想について論じようとしているのか明確になっていないような印象を受けます。 ユングにおけるオカルティズムの解釈については、湯浅泰雄にこのテーマにかんする研究書があります。本書を読んで期待はずれだと感じたひとは、そちらを参照してみるのもよいかもしれません。
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(*01) 構成は失敗しているように思う。ユングとオカルトという主題であるが、グノーシス、夢、錬金術(*02)、薔薇十字(*03)といった両者(ユングとオカルト)を媒介する古代、中世、近代のトレンドの紹介にほぼ終始しており、ユングとオカルトが繋がる必然や、ユングの思想に入ったオカ...
(*01) 構成は失敗しているように思う。ユングとオカルトという主題であるが、グノーシス、夢、錬金術(*02)、薔薇十字(*03)といった両者(ユングとオカルト)を媒介する古代、中世、近代のトレンドの紹介にほぼ終始しており、ユングとオカルトが繋がる必然や、ユングの思想に入ったオカルトへの、あるいはオカルトに入ったユングの思想への評価や批評が見えてこない。新書という体裁の限界によることかもしれない。 (*02) 錬金術とユングについて記すのであれば、エリアーデが参考にされ、引用されるのが妥当かと思うが、触れられていない。著者が心理学の門下にあるため、そこまで視野を広げるにいたらなかったと邪推する。 (*03) ローゼンクロイツの事蹟は宗教者の流離譚として興味深い。ハイデルベルク城のフランス人造園家サロモン・ド・コオと彼の親友で錬金術的建築家のイニゴー・ジョーンズも楽し気な存在である。
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ユングとグノーシス主義、錬金術などの神秘思想についての概説といった書。一通りの理解を得ることはできる。 が、秋山氏の著作一般に言えるのだが、大事な部分がどこかぼやけているのである。読みすすめていけばわかるものだと思って読んでいっても、結局わからないことがある。用語に関しても、オカ...
ユングとグノーシス主義、錬金術などの神秘思想についての概説といった書。一通りの理解を得ることはできる。 が、秋山氏の著作一般に言えるのだが、大事な部分がどこかぼやけているのである。読みすすめていけばわかるものだと思って読んでいっても、結局わからないことがある。用語に関しても、オカルトの知識のないものには不明なものでもはっきりした説明がなかったりするので、しっかりした理解には向かない。
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