- 中古
- 書籍
- 書籍
手芸の文化史
定価 ¥1,980
990円 定価より990円(50%)おトク
獲得ポイント9P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文化出版局/ |
発売年月日 | 1987/08/23 |
JAN | 9784579302871 |
- 書籍
- 書籍
手芸の文化史
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
手芸の文化史
¥990
在庫なし
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
図書館で借りた本。そうそう、こういう本を探してたんです! 編み物、刺繍、レースについての文化史。 それぞれ完全に独立しているジャンルではなく、ゆるく裾野が重なり合って影響し合ってるんだなぁというのを実感。 西ブラジルなどに見出される結び目のない編み細工ってテネリフレースやニャン...
図書館で借りた本。そうそう、こういう本を探してたんです! 編み物、刺繍、レースについての文化史。 それぞれ完全に独立しているジャンルではなく、ゆるく裾野が重なり合って影響し合ってるんだなぁというのを実感。 西ブラジルなどに見出される結び目のない編み細工ってテネリフレースやニャンドゥティの事かしら。ニャンドゥティは南米パラグアイか。 テネリフはカナリア諸島発祥で宣教師なんかによって南米に持ち込まれたんですよね。 日本では昔はコッポ編み、ヂヤンテイ織り、現代では花編みルームみたいなの。 ロココ文化の研究をされていた方なので、その付近の記述が多めな気がします。 文章は読みやすいのですが、写真がもうちょっと大きかったらなぁ。 今なら一応ネットでぐぐりつつ読めば補完できるけれど、本だけだとつらいかも。 ステッチなんかも軽く画像説明欲しかったです。 ストッキングステッチ(表編み)、パールステッチ(裏編み)は現代日本では馴染みのない言い方。 14世紀のドイツのセーターを編む聖母(KnittingMadonnaでぐぐると出てくる)にはおぉ~っと。四本針で編んでる…! フリードリヒ大王の編み物得意エピソードはこの本と同作者の『フリードリヒ大王―啓蒙君主のペンと剣』にしか見かけないような? スコットランド女王メアリー・ステュアートの刺繍のように、現物が残ってれば良かったのに。 メアリー・ステュアートはフィレレースも熱心に嗜まれていたそうです。 世界のレース~フィレ~ - 記事 | 日本ヴォーグ社 より https://nihonvogue.com/article/detail.html?id=306&c=knit&d=01 レース編みはやっぱりニードルポイントとボビンレースがメイン。 羊皮紙を土台にレースを作ったというのが気になって調べてみたら、画像検索でこういうのが出てきました。 Italy, Venice or Burano. Silk, sisal on parchment, needle lace. 1775 シルクにサイザル麻!羊皮紙にくっついたままで保存されていたみたいです。 こういうのからルーマニアレースあたりに繋がっていくのかなぁ…。 残念ながらタティングレースは、機械化で手作りレース産業界が衰退した後19世紀にまた復活の兆しを見せたときに、つられて18世紀の社交界で趣味として人気の高かったシャトル・レースが流行の波に浮上したと、その一文付近(p186)にしか登場しませんでした。 やっぱり生活の糧として作られる(商業ベースに乗せられる)レースと、家庭で趣味としてだけ作られていたレースの差かなぁ。 編み物や刺繍はプロ(職人)でもアマでも道具と技法にそこまで差がないけれど、タティングレースは他のレース編みとは道具と技法がかなり違うが故にその扱いの差なのかなと。 起源も一応16世紀のイタリアらしいというとても曖昧な物ですしねぇ。謎多きレース編み。 他はクンストも名前だけ、シェットランドレースは編み物の方にちょこっと。 ヴェネツィアスタート以降の西欧のレース編みがメインだったので、イスラム圏や東欧・中東地域でのレース編みの歴史も知りたくなりました。 トルコのオヤやアルメニアンレースなど。 エジプトではレース編みの技法って今に伝わるようなのはないのかなぁ。 フィレレースの元みたいなのは出土してるし、刺繍された衣装も古代エジプトの時代からあるようなのだけど。 手元に置きたい本だけど、古書価格が倍以上なので悩むところ。
Posted by
ガーンジーセーターはもともとブルーで、アランセーターはこれの仲間というところまで読んだ。白いアランセーターは用途が限られていたという説はこういうところから来るのかー。面白そう!!
Posted by