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東京きらきら日誌 タルホ都市紀行
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東京きらきら日誌 タルホ都市紀行

稲垣足穂【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 潮出版社/
発売年月日 1987/08/25
JAN 9784267011597

東京きらきら日誌

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2011/07/18

111年前の1900年12月26日に、大阪は船場に生まれた既成の文学史的評価では収まりきらない希代の小説家。34年前の1977年に76歳で没。   なに?君は正真正銘、まだ未だに1行も稲垣足穂を読んだことがないというのかね? あっは、なんと呆れたものだ、実際、話にならないね。 こ...

111年前の1900年12月26日に、大阪は船場に生まれた既成の文学史的評価では収まりきらない希代の小説家。34年前の1977年に76歳で没。   なに?君は正真正銘、まだ未だに1行も稲垣足穂を読んだことがないというのかね? あっは、なんと呆れたものだ、実際、話にならないね。 このところの無教養も、ぷぷい、ここへ来て、ついに地に落ちたというべきかね、明智君。 というか、うむ、もしこのまま一生読まないで生を全うするとしたら、おお嘆かわしい、ああ情けなや、なんという不幸であることか。 それこそ、男子はもちろん女子も一生の不覚であることか。今まで誰も知らしめることを怠っていたことも問題であるが、そういう意味では申し訳ないが、まことにとんでもなく可哀そうに、そしてもったいないなあ。 なんと文学の真の楽しみを味わうことなく惨めな最期を迎えることになる訳だが、今からでも遅くないが、それでもいいんだね、後悔しないね。     〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 ・・・・明智君は余計でしたが、それと何もここで埴谷雄高の感嘆音を使う必要もなかったのですが、たとえば、もし私が稲垣足穂を紹介するプロデューサーだったなら、・・・こんな風な感じのコンセプトで、江戸川乱歩と怪人二十面相に二人羽織状態か腹話術体勢で登場願って、両人に掛け合い漫才のように話していただこうと考えています。 このところ先行して、変態嗜好の方面の話題だけを出して来ましたが、足穂の本質はそんなものじゃあありません。 SFとの接点も確かにありますが、彼の真骨頂は、そんな一つの範疇に収まり切らない、もっと壮大な広大な無限大の宇宙的規模の感覚・思考を喚起するもので、絵画における未来派に影響されたとしても独自に換骨奪胎して《稲垣足穂的宇宙》たるものを作ったことだと思います。 別段大長編を書いたり、多作だった訳でもないのに、タルホ・コスモロジーという揺るぎない世界を作ったのは、やっぱり凄いことだと思います。 タルホといえば、やはり『一千一秒物語』とか『チョコレット』や『弥勒』ですが、それから、あくまで書かれたものとしてだけですが『A感覚とV感覚』と『少年愛の美学』は傑作です。

Posted by ブクログ

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