朝焼けの歌 ハーレクイン・スーパーロマンスS-104

ジュディスダンカン【作】, 日野てるこ【訳】

• 販売会社／発売会社: ハーレクイン・エンタープライズ日本支社
• 発売年月日: 1987/12/20
• JAN: 9784833591041

商品レビュー

2022/10/17

別居中の夫（ヒーロー）が中米でゲリラの人質になってしまい何とかお金を工面して救出したヒロイン。
別居の理由は仕事中毒のヒーローや上流階級の社交が辛くなりヒロインから出て行ったことなのでヒーローはヒロインを憎んでいるんだけど、作中全てヒロインが悪いみたいな流れになってそこは違うだろと。
ヒーローも一応反省してるけども…。

まぁお互いに愛が残っているので仲直りは早いんだけど、4年間の別居中にヒーローには関係のあった女性が居て…
しかもその女性はヒーローの為に自らゲリラに飛び込むという。
ヒーローはヒロインのいない寂しさを埋める為に付き合ったので愛は無かった、と言うけれどいまだゲリラの人質となっている女性を見捨てるわけにはいかないという罪悪感がある。
だからもう一度中米に行かなくてはいけないけどその事をヒロインに伝えることができない。

第三者の女性が出てきたり、ヒーローが苦悩する話が好きなので大いに楽しめました（笑）
2人の10歳になる長男がすごく良い子でママには慰めてくれる人が誰もいないんだよ、って涙ながらにヒーローに伝えるシーンはもらい泣き。

作中でもヒーローがヒロインのことを僕にはもったいない人だと自ら言うシーンがあるけど、本当にね。
それくらい優しいヒロインだった。
物分かりが良すぎるぐらいにね。
ヒーローにはあんまり納得はいってないけど、ヒロインのことを誰よりも愛してるので◎

2010/02/14

購入済み

内容（「BOOK」データベースより）
別居中の夫デイビッドが、中米でゲリラの人質になったのをテレビで知ったとき、クリスの心は決まった。どんなことをしても彼を救いだそう。救出に成功するか失敗するか、それ自体大きな賭だが。もし生きたまま救いだすことができたら、4年前にどうしてわたしが家を出たか聞いてもらわなくては。やがて、クリスはバンクーバー島の海辺で夫に再会し、幸せに満ちた数週間をともに過ごした。しかし、幸せは思いがけなく訪れ、不意に幻のように消えてしまう。中米には彼の救いを待っている女性がいると告げて、デイビッドはふたたび去っていくのだった。

ジュディス ダンカンという作家さんはこれしか知らないのですが、とても好きな作品です。
ヒロインの気持ちの動き方が自分もそう感じるだろうなぁとシンクロする部分が多いのかも知れません。
切なくて、痛くて、でも幸せで、という複雑な感情を描いてくれる作家さんだと思います。

数冊彼女の作品が出版されているようなので探して呼んでみたいと思います。

When Morning Comes by Judith Duncan