- 中古
- 書籍
- 書籍
雪やこんこん 湯の花劇場物語
定価 ¥792
550円 定価より242円(30%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/ |
発売年月日 | 1987/11/20 |
JAN | 9784022558053 |
- 書籍
- 書籍
雪やこんこん
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
雪やこんこん
¥550
在庫なし
商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
ほのぼのとした人間劇…
ほのぼのとした人間劇。舞台で見てみたくなりました。
文庫OFF
井上ひさしさんの戯曲。これは読んでなかった。 昭和28年頃、北関東の田舎街。雪降る中の物語。旅の大衆演劇一座がやってくる。座長は中年女性な感じ。一座6人か7人、ご難続きで落ちぶれ果てて、離脱する者、ごねる者、ごたごた続きの険悪ムード。 ところがそこに小屋の女将が。これがなん...
井上ひさしさんの戯曲。これは読んでなかった。 昭和28年頃、北関東の田舎街。雪降る中の物語。旅の大衆演劇一座がやってくる。座長は中年女性な感じ。一座6人か7人、ご難続きで落ちぶれ果てて、離脱する者、ごねる者、ごたごた続きの険悪ムード。 ところがそこに小屋の女将が。これがなんと、話をするうち、座長が昔、生き別れての娘じゃないか、と。とうとう一座に金づる!と、喜ぶ座員を尻目にし、ところがこれが大芝居。座長と女将が一座の者を、希望を与えるためだけに、作り話の嘘八百。その後は話は二転三転、暴虐主人に苦しむ女将、これが出自は旅役者、とうとう最後に座長の思いに、涙涙で一座入り・・・。と、言うお話。 話は戦後のモノのない時代を背景、滅び行く大衆演劇を舞台に、芸能、演じること、演劇そのものへの愛と思いにあふれる娯楽人情推理劇。 てんこ盛りと凝り具合が井上ひさしらしく、「雪と言う字も白という字も、書くのは黒い墨で書く」とか、良い台詞がいっぱい。社会者、告発的な胃の重さのない、楽しめる戯曲でした。 考えたら、戯曲を読む、という楽しみは井上ひさしさんで覚えた。というか、井上ひさしさんの最良の仕事を味わうには、実は演劇を舞台で観ること。次善は戯曲を読むこと。小説はその次では。。。と長年ぼんやり思っています。 「きらめく星座」「闇に咲く花」「人間合格」から東京裁判三部作など、名作ぞろいですね。でもやっぱりまず生の舞台を観ないと、ですが・・・。
Posted by