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雪やこんこん 湯の花劇場物語
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雪やこんこん 湯の花劇場物語

井上ひさし【著】

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雪やこんこん 湯の花劇場物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/
発売年月日 1987/11/20
JAN 9784022558053

雪やこんこん

¥550

商品レビュー

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2010/05/28

ほのぼのとした人間劇…

ほのぼのとした人間劇。舞台で見てみたくなりました。

文庫OFF

2013/05/12

 井上ひさしさんの戯曲。これは読んでなかった。  昭和28年頃、北関東の田舎街。雪降る中の物語。旅の大衆演劇一座がやってくる。座長は中年女性な感じ。一座6人か7人、ご難続きで落ちぶれ果てて、離脱する者、ごねる者、ごたごた続きの険悪ムード。  ところがそこに小屋の女将が。これがなん...

 井上ひさしさんの戯曲。これは読んでなかった。  昭和28年頃、北関東の田舎街。雪降る中の物語。旅の大衆演劇一座がやってくる。座長は中年女性な感じ。一座6人か7人、ご難続きで落ちぶれ果てて、離脱する者、ごねる者、ごたごた続きの険悪ムード。  ところがそこに小屋の女将が。これがなんと、話をするうち、座長が昔、生き別れての娘じゃないか、と。とうとう一座に金づる!と、喜ぶ座員を尻目にし、ところがこれが大芝居。座長と女将が一座の者を、希望を与えるためだけに、作り話の嘘八百。その後は話は二転三転、暴虐主人に苦しむ女将、これが出自は旅役者、とうとう最後に座長の思いに、涙涙で一座入り・・・。と、言うお話。  話は戦後のモノのない時代を背景、滅び行く大衆演劇を舞台に、芸能、演じること、演劇そのものへの愛と思いにあふれる娯楽人情推理劇。  てんこ盛りと凝り具合が井上ひさしらしく、「雪と言う字も白という字も、書くのは黒い墨で書く」とか、良い台詞がいっぱい。社会者、告発的な胃の重さのない、楽しめる戯曲でした。  考えたら、戯曲を読む、という楽しみは井上ひさしさんで覚えた。というか、井上ひさしさんの最良の仕事を味わうには、実は演劇を舞台で観ること。次善は戯曲を読むこと。小説はその次では。。。と長年ぼんやり思っています。 「きらめく星座」「闇に咲く花」「人間合格」から東京裁判三部作など、名作ぞろいですね。でもやっぱりまず生の舞台を観ないと、ですが・・・。

Posted by ブクログ

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