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東京卒業(山口県編) 全国から寄せられた熱き想いのメッセージ集
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東京卒業(山口県編) 全国から寄せられた熱き想いのメッセージ集

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東京卒業(山口県編) 全国から寄せられた熱き想いのメッセージ集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学陽書房/
発売年月日 1996/01/20
JAN 9784313850835

東京卒業(山口県編)

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2017/04/28

平成六年十月、山口県が「朝日新聞」東京本社版にメッセージ広告を掲載した。岩国錦帯橋の写真とともに、「東京には東京のよさがあるけれど、地方にも東京にない良さがある。あなたにとって『東京卒業』とは?」という問いかけをした。それに対し、全国から反論、肯定論が寄せられた。それらのメッセー...

平成六年十月、山口県が「朝日新聞」東京本社版にメッセージ広告を掲載した。岩国錦帯橋の写真とともに、「東京には東京のよさがあるけれど、地方にも東京にない良さがある。あなたにとって『東京卒業』とは?」という問いかけをした。それに対し、全国から反論、肯定論が寄せられた。それらのメッセージをまとめた本。 図書館で偶然見つけた一冊。そんな広告があったとは。ちっとも知らなかった。 数ヶ月以内に田舎に居を移すことが決まっており、気持ちの上ではとっくに東京卒業を果たしている自分にとっては、本書に載せられた、あまりに数多くのメッセージを全て読み通すことは、多少の倦怠感を覚える部分もあった。が、それでも、ふんふん、なるほど、と思うメッセージもあり、東京に対する本当にたくさんの人々の、長短深浅、さまざまな想いがあって、それなりに面白かった。 山口県で生まれ、東京の大学に進学し、そのまま就職後、転勤で欧州に住み、帰国して神奈川に住んだが、今は東京。結局、東京には20年くらい住んだか。東京にはいろんな思い出や人とのつながりが出来たが、いつからか自分の中に「自分は田舎の人間なのだ」という思いが生まれ、育ってきていた。今、自分にとっての東京は、高校生の自分が当時強烈に羨望した、まぶしい光に包まれたような場所ではない。嫌いになった、というのともちょっと違う。歴史を思わせる史跡など、面白いと思うところもたくさんあるし。ただ自分にとっては、日本の街のうちのひとつ、になってしまっただけだろうと思う。 メッセージのひとつに、「東京都ではなく東京『県』にしたらいいのに」というのがあった。非常に興味深い考察だと思った。

Posted by ブクログ