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2005年オレがつぶされない生き方 「超サイクル理論」で見抜く、危機の中のビッグチャンス
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2005年オレがつぶされない生き方 「超サイクル理論」で見抜く、危機の中のビッグチャンス

鈴木啓功(著者)

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2005年オレがつぶされない生き方 「超サイクル理論」で見抜く、危機の中のビッグチャンス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三五館/
発売年月日 2003/07/05
JAN 9784883202720

2005年オレがつぶされない生き方

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2011/07/25

西洋も東洋も180年周期で動いていて(超サイクル理論)2003年に書かれた本ですが、2005年以降に大きな変化が日本においても起きるとの予測を書いた本です。 現在は2011年でそれから6年経過していますが、この本に書かれていることがどの程度実現しているか分かりませんが、超サイ...

西洋も東洋も180年周期で動いていて(超サイクル理論)2003年に書かれた本ですが、2005年以降に大きな変化が日本においても起きるとの予測を書いた本です。 現在は2011年でそれから6年経過していますが、この本に書かれていることがどの程度実現しているか分かりませんが、超サイクル理論を構成する考え方等は興味深かったです。 但し、鈴木氏の理論によれば、1960年が最高地点で、2040年までは大逆転(大転換)の時代だそうです。2010年代は経済の変革が終了し、2020年代からはいよいよ根本的な社会が30年にわかって変革していくとのことです。私の寿命が尽きた頃から、日本の社会が構築されるという理論には、少し寂しいものと感じました。 バブル崩壊はどれも同じものだと思っていたのですが、大構築と大逆転に通じる2種類のバブルがあり、日本のバブル崩壊はオランダの崩壊に学ぶ必要がある(p112)、また、現時点での状況を踏まえて、現在は2050年に完成する情報社会(脱石油社会)への途中であり、以前として工業社会という指摘は面白い指摘でした。 以下は気になったポイントです。 ・ 2005年から2010年の間に、アメリカは内向きにとなり、世界最強のアメリカ軍は世界中から撤退する、朝鮮半島や日本からも撤退する(p21、166) ・世界の歴史は180年サイクルで回っているというのが、超サイクル理論であり、これを使えば世界史(西洋史、東洋史、日本史)のすべてを解読できる(p28) ・超サイクル理論を構築するに至る4つの発見とは、1)世の中は30年単位で大きく変わる、2)世界は3階建て(社会、経済、政治)である、3)歴史は180年サイクルで動いている、4)過去のサイクルを見れば未来を予測可能、である(p35) ・世代交代は歴史を動かす秘密、今の日本の状態を克服するには、上から下まで世代交代すれば良い(p37) ・世界は1階から順番に構築される、社会ができ、経済ができ、最後に政治ができる、上の階が下の階に依存しつつ、下の階を利用している(p40) ・1階の下には地下=宗教があり、その機能は「生の意味付け」で、宗教→哲学→科学へと発展する、1階の社会の機能は、「共同の秩序」で、自己→家族→他者へと発展、2階の経済の機能は「取引の道徳」で、贈与→交換→取引と発展、3階の政治の機能は「分配の正義」で、知力、冨力、武力で回っている(p43) ・現代世界のサイクルでは、大構築する時代に、自由主義と社会主義という2つのイデオロギーが沸き上がってきた(p56) ・2005年には現代世界と未来世界が大激突する(イーブンの状態)、2049年には完全に未来世界となる(p61) ・2005年から日本は下剋上の時代に突入する、これからの時代は大きなチャンスがある、応仁の乱が始まった状況に似ている(p73) ・江戸時代の田畑永大売買禁止令は、現代の日本でいえば、1990年の大蔵省銀行局長の出した通達「土地売買の総量規制」に似ている(p85) ・バブル崩壊には2種類あり、大構築時代のバブル崩壊はイギリス(1720)、アメリカ(1929)、大逆転のバブル崩壊は、オランダ(1637)、日本である(p112) ・大構築の時代には、イギリスが毛織物原料を輸出して、オランダが仕上げ加工技術によって最終製品を生産、大逆転の時代になると、イギリスがその技術を身につけ国内生産をするようになり、オランダの存在基盤が崩壊した(p118) ・現代の世界は以前「工業社会」であり、情報社会=脱工業化社会(石油を使わない社会)がやってくるのは、2050年代である(p134、137) ・一つのサイクルを見るときに、1階の大構築する時代がどうであったがポイント、アメリカはインディアンを虐殺した(p154) ・アメリカの南北戦争は、実の戦いの焦点は、「北部の保護貿易」と「南部の自由貿易」であり、北部が勝利した、しかし今は南部の主張していた自由貿易となっている(p169) ・人間を見る場合には、相手が「なんのために」それをやっているのかという、相手の「目的」を見なければならない、それが分かれば行動は手に取るようにわかる(p186) ・ソ連は田舎を収奪したが、中国は都市を収奪した、中国は「貧農」を集めて革命をやったので、都市はどうでも良かった(p201) ・自分は「日本でしか生きられない、今いる会社でしか生きられない」という「なにかにしがみついた生き方」を見なおしてみるべき(p222) ・これからは「勝ち残る」のではなく、「生き残る」ことを考えるべき(p231) 2011/1/10作成

Posted by ブクログ