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方言の日本地図 ことばの旅 講談社+α新書
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方言の日本地図 ことばの旅 講談社+α新書

真田信治(著者)

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方言の日本地図 ことばの旅 講談社+α新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2002/12/20
JAN 9784062721684

方言の日本地図

¥220

商品レビュー

3.6

10件のお客様レビュー

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2010/05/28

方言こそが日本語の原…

方言こそが日本語の原点なんだよなあとしみじみと思いました。方言の分布パターンや、地域別だけでなく、年齢によっての言葉の違いなども書かれてあり、興味深く面白かったです。

文庫OFF

2024/03/31

 日本語方言のさまざまな話題について、具体的な語例を示しながらコメントしたもの。体系的というよりは、雑学寄り。  難点は、元になったデータの多くが2023年から見ると古すぎること。これは、方言調査には時間がかかるということから考えると、仕方がないことなのかもしれないが、しかし、『...

 日本語方言のさまざまな話題について、具体的な語例を示しながらコメントしたもの。体系的というよりは、雑学寄り。  難点は、元になったデータの多くが2023年から見ると古すぎること。これは、方言調査には時間がかかるということから考えると、仕方がないことなのかもしれないが、しかし、『日本言語地図』(1966~1974年刊行)はあまりにも古すぎるし、『方言文法全国地図』(1989~)も微妙なところ。また、トピックによっては元になった調査年が示されておらず、現時点における有効性も測れない。  それでも、個別の話題は非常に興味深く刺激的で、日本語の地域的・歴史的多様性に興味がある人にはお薦め。

Posted by ブクログ

2020/08/22

>言葉が文化的中心地を軸に同心円状に分布する場合、外層から内側に向けて順次変化してきたと考える立場が「方言周圏論」なのです。 方言周圏論をご存知でしょうか?知らなかったという方は今すぐ読みましょう。『探偵!ナイトスクープ』などでも取り上げられた方言分布に対する非常に有名な仮...

>言葉が文化的中心地を軸に同心円状に分布する場合、外層から内側に向けて順次変化してきたと考える立場が「方言周圏論」なのです。 方言周圏論をご存知でしょうか?知らなかったという方は今すぐ読みましょう。『探偵!ナイトスクープ』などでも取り上げられた方言分布に対する非常に有名な仮説です。 方言を扱う雑学本のようなものは多数出版されていると思いますが、本書はアクセントや東西方言境界線、方言周圏論といった非常に濃い部分まで踏み込んでいます。多少読み辛さがあるのですが、この膨大な内容を新書に収めようとしたせいかなと思っています。大量の調査と日本地図による図解が用意されていて新書とは思えないくらいお腹いっぱいになりました。読み辛いと書きましたが、「よろしかったでしょうかは北海道起源な可能性がある」や「老人、幼児、若者語、学校、コンビニ・ファミレス用語」などと知るだけで楽しい知識もたくさんあって決して苦痛ではありません。「チガカッタ(違っていた)」が若者語だとは思いもしませんでした。標準語の核となる地域は当然のように東京と考えがちですが、「大阪の若者に対する調査では関東を中心に標準語の認知領域を定めますが、東京と限定されるわけではない」と新しい視点を得ることが出来ました(本書ではこれを大阪人の東京への対抗意識ではないかと考察しています)。1957~1965年までの調査で東京の方言残存率は38.4%というのは意外でした。 言葉は人類が生存において他の生物より優位に立つための武器の一つです。方言が提示する言葉の変遷は人類が言葉という武器をどう扱ってきたかを表していると思います。人々の足取り(文化交流)や政治的な事情、国民とは何か(本書では沖縄を例に挙げ、日本は統一言語国家なのかという疑問を読者に投げかけます)などを方言から読み取ることで、我々人類は自分たちの武器をより最適な形で使用することが出来るようになるのではないでしょうか。

Posted by ブクログ