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カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険
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カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険

マイケル・シェイボン(著者), 菊地よしみ(訳者)

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カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2001/11/30
JAN 9784152083791

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2005/09/07

1939年、ニューヨークに暮らすサム・クレイの元に、従兄のジョー・カヴァリエがやって来る。 彼は、ナチスが迫るチェコから一人で逃れてきたのだ。 ジョーの画才を知ったサムは、金が要るという彼に、ある仕事を思いつく。 サムは、パルプ雑誌や誕生間もないアメコミが好きで、 二人で新たなヒ...

1939年、ニューヨークに暮らすサム・クレイの元に、従兄のジョー・カヴァリエがやって来る。 彼は、ナチスが迫るチェコから一人で逃れてきたのだ。 ジョーの画才を知ったサムは、金が要るという彼に、ある仕事を思いつく。 サムは、パルプ雑誌や誕生間もないアメコミが好きで、 二人で新たなヒーローを創り出そうというのだ。 その名は、あらゆる束縛から人々を開放する超人マジシャン、エスケーピスト! 雑誌は売れ、ラジオドラマ化、映画化と、二人のコンビで順調に見えたが、 大戦の影が二人を引き裂くことに…… ピューリッツァー賞受賞の小説なんて初めて読みましたわ。漫画はあるけど。 アメコミ黎明期からメディアの拡大、そして魔女狩りまでの時代を横軸に、 ジョー・カヴァリエの世界各地での冒険とサム・クレイのアメリカでの日々を描く。 あとがきによると、翻訳は、作者による海外用の縮約版だそうだ。 原著は3倍くらいあるらしく、そのせいなのか、結構時代が一気に跳ぶ。 原著の情報は全く知らないんだけど、 よくある家族の年代記っぽく、まるまる十数年間のことが細かく書かれていたり、 サムの様子も詳しく描写されていたりするのかな? 翻訳版は、ジョーがメイン。 アメコミのことも削られてりして…… ただ、その分、さくさく読める。 悪くいえば、ダイジェスト風。 帯には映画化決定(2001年現在)ってなってるけど、確かに映画っぽいかも。 個人的には戦時中のアメリカの様子とか、 ラストのアメコミ暗黒時代、ドクター・ワーサムのこととか詳しく読みたかったなぁ。 原著がどうなってるか分からないから、なんとも言えないけど。 栄光と挫折、っていうほど落ちぶれる感じもないから、イマイチ読後に残らない。 それを感じるより先に場面がどんどん進んじゃうんだよね。 アメコミ部分は面白かったけど。 ちなみに、作中のヒーロー、エスケーピストはスピンオフして、Dark Horseからコミック化されてます。

Posted by ブクログ

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