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THE WINDS OF GOD 零のかなたへ 角川文庫
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THE WINDS OF GOD 零のかなたへ 角川文庫

今井雅之(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 2001/04/25
JAN 9784043579013

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商品レビュー

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2022/08/19

戦争を知らない世代。 という言葉自体が遠く感じられるほど、 年々、戦争から意識が離れていくように思う。 もちろんウクライナでは今も戦争が起きているし、 世界各地で紛争が絶えることがない。 少なからず生活にも影響が出てもいる。 それでも自分のことではなく、 どこか他人事、 自分とは...

戦争を知らない世代。 という言葉自体が遠く感じられるほど、 年々、戦争から意識が離れていくように思う。 もちろんウクライナでは今も戦争が起きているし、 世界各地で紛争が絶えることがない。 少なからず生活にも影響が出てもいる。 それでも自分のことではなく、 どこか他人事、 自分とは無関係だと感じているように思う。 けれど僕らが歩くこの町で、 確かに戦争はあったのだ。 少し意識して見回せば町のあちこちに、 少したどれば意外にも幾人もの人が、 戦争の大きな爪痕をその身に潜めている。 僕らは普段、見たいものしか見ない。 見るべきものを見過ごして生きる。 でも少しだけ目を凝らしてみれば、 それはどこかしこに転がっている。 映画「ウィンズ・オブ・ゴッド」を観たのは、 もう30年近く前のこと。 売れることを目指すダメ漫才師の二人が、 1920年の8月のタイムスリップし、 特攻隊員になってしまう内容だ。 戦争時代の人たちというと、 今と考え方や生活にはるかな違いがあると思いきや、 そこにあるのは地続きの感覚だ。 愛する人を想い、夏の暑さに汗を流し、 一日一日を必死に生きる。 ただ違うのはそこに戦争があること。 戦争が問答無用で人の命を奪っていくこと。 ずっと読みたいと思っていた小説版を、 やっと読むことができた。 2022年8月、僕らはあの夏の延長線上を生きている。 あの夏があったからこそと、今年の夏がある。 大切なものが何か、見失わず生きたい。

Posted by ブクログ

2016/07/14

永遠の0を読んで零戦や特攻隊に関する本を読みたくなって、これを手にしました。 漫才コンビが自転車事故をきっかけに太平洋戦争末期にタイムスリップします。 2人は生きて現代に帰りたいという気持ちがあるのですが、途中から国を守りたいという気持ちが芽生え、その葛藤を受容し覚悟を決めま...

永遠の0を読んで零戦や特攻隊に関する本を読みたくなって、これを手にしました。 漫才コンビが自転車事故をきっかけに太平洋戦争末期にタイムスリップします。 2人は生きて現代に帰りたいという気持ちがあるのですが、途中から国を守りたいという気持ちが芽生え、その葛藤を受容し覚悟を決めます。 なんとの言えない気持ちになります。 これは映画や舞台も観てみたいですね。

Posted by ブクログ

2013/04/27

話自体はとても面白い設定で読みやすかった。 漫才師を目指す若者二人が神風特攻隊に転生するという設定も独特で一気に読み終えました。主人公の漫才師を志す若者二人の掛け合いもテンポがよく、軽快に物語が進んでいきます。 ただ、もう少し、周りの環境だとか主人公たちの心情を細かく描写してく...

話自体はとても面白い設定で読みやすかった。 漫才師を目指す若者二人が神風特攻隊に転生するという設定も独特で一気に読み終えました。主人公の漫才師を志す若者二人の掛け合いもテンポがよく、軽快に物語が進んでいきます。 ただ、もう少し、周りの環境だとか主人公たちの心情を細かく描写してくれるともっと深く、面白くなったような気がします。

Posted by ブクログ

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