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森のなかの1羽と3匹 MOE BOOKS
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森のなかの1羽と3匹 MOE BOOKS

大島弓子(著者)

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森のなかの1羽と3匹 MOE BOOKS

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白泉社
発売年月日 1996/11/30
JAN 9784592760801

森のなかの1羽と3匹

¥1,375

商品レビュー

4.5

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2022/11/07

有名少女漫画家・大島弓子さんの、繊細でかわいらしい絵柄で描く、少女の姿に擬人化された「森のなかの1羽と3匹」の儚くも美しい一生の物語。 各物語の主人公となるのは、トンボ、カッコー、カエル、セミ。 表紙と背表紙はアカトンボの少女なのだが、このまあなんと美しく繊細な姿よ。 背表紙の少...

有名少女漫画家・大島弓子さんの、繊細でかわいらしい絵柄で描く、少女の姿に擬人化された「森のなかの1羽と3匹」の儚くも美しい一生の物語。 各物語の主人公となるのは、トンボ、カッコー、カエル、セミ。 表紙と背表紙はアカトンボの少女なのだが、このまあなんと美しく繊細な姿よ。 背表紙の少女の後ろ姿など、擬人化であるにも関わらずどう見てもアカトンボではないか。 絵だけでなく、詩的で、哲学的で、深遠で、儚くて、でも希望もあってキュートでもある、そんな文章も素晴らしい。 1羽と3匹への今までの印象が覆ってしまいそうな、愛おしい物語たち。 つい、今回出てこなかった他のさまざまな森のなかの生き物たちにも思いを馳せてしまう、いろいろ考えさせられる。大人が読んでも子どもが読んでもいい、優しい童話だ。 ぜひ、まどろみながら、穏やかな気持ちで読んでほしい。 少し心が疲れていたり、落ち込んでいる時に読むのも良きと思う。 どのお話も、美しくてかわいくて、新しい発見があって好きだ。 儚くも美しいアカトンボの話は、アカトンボに触れ合いたくなる。アカトンボの誇らしげなモノローグが好き。 カッコーの話は、食えども食えどもひもじい赤ちゃん鳥の頃と、大人になって腹に卵を抱えて、他の鳥の巣にうみつけたとき、「なぜわたしは自分で巣をつくらないの なぜ自分で卵をかかえないの やり方を知らないわ」そう考えながら、でもそう考え続けたら、「でもいつかカッコーの歴史は変わるかもしれない」という話の持っていき方に、視点に、脱帽。 カエルの話は、カエルの100匹いたら大人になれるのは1匹だけ、そして大人になっても次々といなくなる周囲の同胞…という激しく寂しい生存生活の中で、「わたしが今生きてるのはたぶん奇蹟なのかもしれないな」と思うところが儚げで刺さる。 けれどたくさんの仲間たちが生きていることを知り、楽しく生き、「わたしが 水陸どちらかを選ぶ日まで 水蓮の葉の上でお昼寝したい」と思うところが最高にキュートで励まされる。両生類であるところに目をつけこのようなフレーズが出てくるところにも脱帽。 セミの話は、「ねえ セミって 気の毒よねえ 土の中に何年もうもれて暮らして 地上に出たら数日の命ですって という声が聞こえてきます」という文章から始まってドキリとした。 まさしく私がセミについて感じていることまんまのことを見抜かれてしまった。 そんなセミの一生のなかで、「飛びながら ふと考えたことがある またあの地中の生活に戻りたいと」 「根が水を汲む動力の音 長く美しい休暇の時に」 地中での生活のあたたかさ、居心地の良さがほわっと、やさしく伝わってくる。 そうか、セミは地中でのあたたかな生活が幸せなのかもしれないな。そんな風に目から鱗で新たな視点を得られる、素敵な物語。

Posted by ブクログ

2022/09/23

昨日の夜から、森田童子の歌を、エンドレスでずっと、聴いている。今日からの三連休のために、絵本やCDなどを、図書館から、たくさん借りて来て、4冊ほど、予約もしてきた。 大島弓子さんのこの本、運良く借りられた。 とても嬉しかった。 ゆっくりと、清らかな大島弓子さんの世界観と、大好きな...

昨日の夜から、森田童子の歌を、エンドレスでずっと、聴いている。今日からの三連休のために、絵本やCDなどを、図書館から、たくさん借りて来て、4冊ほど、予約もしてきた。 大島弓子さんのこの本、運良く借りられた。 とても嬉しかった。 ゆっくりと、清らかな大島弓子さんの世界観と、大好きな絵を楽しんだ。小さな命たちの、詩のような、言葉と絵。読みながら、なぜか、涙がにじむ。 この本、ほしいです。でも、アマゾンで、けっこうなお値段がついてる…。このごろ、絵本など、買いすぎているので、なやましいです…。 この本、ほしいな……。

Posted by ブクログ

2022/07/31

著者、大島弓子さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 大島 弓子(おおしま ゆみこ、1947年〈昭和22年〉8月31日 - )は、日本の漫画家。女性。栃木県出身。萩尾望都・山岸凉子・竹宮惠子と並び、少女漫画界において「24年組」と呼ばれる一人...

著者、大島弓子さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 大島 弓子(おおしま ゆみこ、1947年〈昭和22年〉8月31日 - )は、日本の漫画家。女性。栃木県出身。萩尾望都・山岸凉子・竹宮惠子と並び、少女漫画界において「24年組」と呼ばれる一人である。 で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです) 森の午後、わたしは木の上の巣で生まれた。毎日毎分毎秒、もっと食べることを考えていたら、いつのまにか口の中が真赤になっちゃった…。カッコー、トンボ、セミ、カエル。命の鼓動がきこえる、小さな生きものたちの物語。

Posted by ブクログ

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