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倫敦塔・幻影の盾 他5篇 他五篇 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:倫敦塔.カ-ライル博物館.幻影の盾.琴のそら音.一夜.薤露行.趣味の遺伝 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
| 発売年月日 | 1990/04/01 |
| JAN | 9784003190012 |
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倫敦塔・幻影の盾 他5篇
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商品レビュー
3.3
11件のお客様レビュー
幻想小説家としての漱…
幻想小説家としての漱石の腕前が知れる倫敦搭がとにかく素晴らしい。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『倫敦塔』『カーライル博物館』か 読みにくくて続けて読むのが辛かった。『幻影の盾』もベースになっているアーサー王の伝説を知らないとついていけないくらい読みにくい。『琴のそら音』『趣味の遺伝』は読みやすくて良かった。特にパンチのある話がない短編集だったかな~。
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七篇の短篇を収録していますが、擬古文の作品が二点含まれるなど、漱石が小説の書き方を模索しているかのような感じを受けました。収録作は『倫敦塔(ロンドンとう)』『カーライル博物館』『幻影(まぼろし)の盾』『琴のそら音』『一夜』『薤路行(かいろこう)』『趣味の遺伝』の7篇。 擬古文で...
七篇の短篇を収録していますが、擬古文の作品が二点含まれるなど、漱石が小説の書き方を模索しているかのような感じを受けました。収録作は『倫敦塔(ロンドンとう)』『カーライル博物館』『幻影(まぼろし)の盾』『琴のそら音』『一夜』『薤路行(かいろこう)』『趣味の遺伝』の7篇。 擬古文で書かれた『幻影の盾』『薤路行』は、美しい文章に酔つつも、それだけに所々が不明瞭な箇所が散見されて、頭が付いて行けなかった。それにアーサー王伝説が絡むと、某アニメの影響で女性剣士のセイバーが脳裏に浮かんでいけない。いつか再読したいと思っております。 『一夜』は、何が言いたいのかよくわからなかったです。好きな四作品の感想を以下に。 『倫敦塔』あらすじ: 二年の英国留学中の着後間もないころ、倫敦塔を訪れたときの話し。そこは幾千もの罪人が護送され、牢獄や処刑場として使われた、まさに英国の負の歴史を詰め込んだ城塞でした。その建物を見て回り、古の人々に思いを馳せるうち、やがて空想が幻影として目の前に現れたかのようになり……。 感想: 時折ユニークな語り口を交えながら、ちょっと不気味で幻想的な文章に引き込まれました。ラストのカラッとしたオチも好きです。小説といいますか、紀行文の形態を取った短篇ですが、とても気に入りました。 ところで、チャールズ・ディケンズ 『二都物語』の感想で、中野京子氏の話しを出しましたが、怖い絵の代表格ポール・ドラローシュ 《レディ・ジェーン・グレイの処刑》の絵画の話しが出てきてビックリ。本を読んでるといろいろ引き寄せるものがありますね。 『カーライル博物館』あらすじ: ある朝、公園で散歩する度に夢想していた、歴史家のカーライルの庵りに足を運んだ。展示してある故人の遺物について、案内役の婆さんが何年何月何日と澱みなく朗読的な口上を述べたてますが、次第に話しを聞き流しつつ、故人の過去に思いを馳せ始めます……。 感想: 故人である歴史家のトマス・カーライルの居宅を訪ねる紀行文。案内役の婆さんの様子はもちろん、故人が奥さんに頭が上がらなかった話しが面白い。また、日常の音すら呪わしく感じるほど神経質な性格が、彼が著作に耽る妨げになっていた描写も面白かったです。 『琴のそら音』あらすじ: 久しぶりに友人の津田を下宿に訪ねて、自らは下宿を出て家を借りつつも、手伝いの婆さんの迷信深さに困惑する様を吐露する。なんでも、婆さんが相談に訪れる寺の坊主が言うには、引っ越さなければ婚約者に不幸があるとのこと。ちょうど彼女がインフルエンザにかかっており、それを津田に話すと、津田はインフルエンザが肺炎に変じて亡くなった、ある親戚にまつわる不思議な霊体験を語りだした……。 感想: 津田くんの下宿からの帰り道は、怖い話しを聞いた後のこともあり、何もかも怖く感じるところが共感できました。また、主人公が、生まれて初めて死について真剣に向き合って考えたことが語られているところは、漱石自身にもいえるのではと興味深かった。 なお、作中で津田くんが持っていた本は、漱石の『思い出す事など』や『文学論』に出てくる、アンドルー・ラング『夢と幽霊の書』です。その本の解説によると、津田くんの言う「ロード・ブローアムの見た幽霊」とは”第五章 生霊”にある「ブルーアム卿の物語」のことのようです。読んでみると、確かに津田くんの話す幽霊譚と同様の内容。これを原書で読んで、作品に落とし込んだ漱石の語学力には驚かされました。 『趣味の遺伝』あらすじ: 日露戦争の空想に耽っていると、いつしか新橋にいた。駅には凱旋する兵士たちと歓迎する群れなす人々。しかし、そこに戦死した浩さんの姿は無かった。弔いに駒込の寂光院に足を向けると、詣るべき墓に若い女を見る。暫くして誰だか気になるも、手掛かりは浩さんの日記にある「郵便局で逢った女の夢」という記述のみ。そこで、日頃興味がある遺伝の知識で推論すれば、浩さんとその女の関係がわかるのではと行動に移します……。 感想: 内容はタイトルが表す通り、お互い惹かれあう恋仲が、子どもや孫にも受け継がれる不思議を物語るものです。しかし、そこに至るまでの戦争批判とも取れる箇所が多々あったのが興味深い。例えば、凱旋する将軍に万歳しかけてやめた場面なんかは、浩さん含めて多くの帰らぬ人たちへの代弁のようで、当時の風潮を考えると驚きですね。発表に際して、勝ち戦で沸く世論や戦場が内地でなかったことが功を奏したのかもしれない。他にも結婚して半年足らずで後家になる例え話しは、勝ち負けや損害の大小に注意が向きがちな戦争に、漱石の意外な視点の投げかけにハッとさせられました。
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