聖夜 クロスノベルス

榎田尤利(著者)

• 販売会社／発売会社: 笠倉出版社/
• 発売年月日: 2002/12/09
• JAN: 9784773002591

商品レビュー

2010/05/28

再会ものだが時は小学…

[文庫ＯＦＦ]

再会ものだが時は小学生くらいから中年になるまで、舞台は北海道から沖縄までとスケールのでっかい物語。一部二部三部とあり、視点が変わる。一部と二部は同じ話の視点違いで三部はその続き。基本的には建築士×不動産会社リーマンなんだが、複雑なのであとは自分で読んで欲しい。好きという気持ちだけではどうにもならないしがらみ的なものが読んでてじれったい。

2010/05/28

きっと結ばれる運命に…

[文庫ＯＦＦ]

きっと結ばれる運命にあった二人なんだろうなあと感じました。長い長い道のりの果てに辿り着くべき場所に辿り着いた二人に感動しました。切ないストーリーが好きな人にオススメ。

2009/05/27

【あらすじ】17歳の時に別れて以来音信不通だった親友・アマチとの再会は、シマが胸中に封印した恋心をたやすく揺さぶり起こした。恋を無自覚なまま何度も抱きあった記憶は、10年を経ても鮮やかに存在し、会わなかった期間を取り戻したいというシマの想いは、日に日に高まっていく。しかし、既にお互い別の相手と人生を歩み始めていた二人には、捨てきれないものも多くあって―。切なく激しいアダルトラブストーリー。

ホントなら、第1章読み終えた時点の切なさで、もたれた重みに耐えられなくて、高速斜め読みでラストまで急ぎたがるんだけど、、、第2章の内藤のイラストを見た瞬間、内藤ぜんぜんいいやつに見えて、それだけで顕著にじんわりし、少し戻って丁寧に読み直しました。
「内藤好きを出さないよう気にかけた」とユギさんの文章がついてたけれど、ぜんぜん隠せてなくオヤジ好きがあふれてた。素敵だ。ユギさんの想いは功を奏している。
イラストの影響力はやはり大きい。アマチの空虚なキモチを痛く感じられたもの。

第1章のラスト、自分に正直に、からだを開く那智がとてもとても心に残りました。
この話好き。