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青の6号(下) ニュータイプノベルズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
| 発売年月日 | 2000/03/30 |
| JAN | 9784047016293 |
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青の6号(下)
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小沢さとるの同名漫画を原作にする1998年からのアニメ(OVA)シリーズを基にする、OVA青6のノベライズ。そもそもの原作漫画とOVAがほとんど別物ですが、そのアニメとこちら小説版とも異なる内容になっています。OVAは過去にたびたび見返していますが小説はこのたび初読。小沢原作のこ...
小沢さとるの同名漫画を原作にする1998年からのアニメ(OVA)シリーズを基にする、OVA青6のノベライズ。そもそもの原作漫画とOVAがほとんど別物ですが、そのアニメとこちら小説版とも異なる内容になっています。OVAは過去にたびたび見返していますが小説はこのたび初読。小沢原作のことは今省きます。 全4話のOVAは短いながら密にまとまったストーリーだと思います。OVA版と小説版での、もっとも核心的な違いはゾーンダイクの「動機」。これは「あとがき」に綴られていることでもあり、アニメの作品の核心部分にも踏み込んで再解釈してしまうのはノベライズ作者の特権でしょう。 アニメのゾーンダイクの吐露するところや狂気も、わたしは観てわからないかというと、それなりにわかり、一方で彼のスケープゴートのような自認についてはOVA作中で否定しているので、あえて小説で語り直されるにはやや物足りなさを覚えました。ひいては速水やベルグの結末の意味を変えることで……。その多様な解釈はありだと思います。 神山氏による文章を読んでいて、どうしても悩んだのが、第一巻の新宿戦の時点で、ムスカ、ミューティオ、幽霊船――といった衝撃的なキャラクターのことを、文章では事件より先に書いてあって、それに対面した速水達の驚きや戦慄が、そんなにない。続く章にわたって、なるしおの意地と伊賀の苦衷、野中の身に起こったことの衝撃、ブルードーム壊滅、実は生きていた仲間達、アカハゲ登場の驚愕、そして犠牲、死んだと思えたベルグ……という一々のシーンに、サスペンスのタネ明かしがいつも先に書いてあり、淡々としている。アンチドラマ的な書き替えをされているかのような気がします。 アニメを先に観ていたら先のストーリーは承知していて当然ですが、そのストーリーの引きや溜めの部分を徹底して排してくるのは一体どういう意図?と、首をひねる。ドンパチをやらかすエンターテイメント的なものを横にのけてゾーンダイクのエピローグの印象に集中したかったのかもしれません。妙に散漫に感じられてしばらく読みあぐんだものの、それら読み較べの上、今は手元にしてもよいかと思います。
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アニメではよくわからなかった青の作戦が丁寧に描かれていて面白い。 半魚人になった野中の恋人の女医・ドレイクはオリキャラだと思うが、野中とアカハゲの関係を明らかにする役として良かったと思う。 また、ミューティオと速水は人魚姫のような淡い恋のようでもあり、それにより個性のなかった彼女...
アニメではよくわからなかった青の作戦が丁寧に描かれていて面白い。 半魚人になった野中の恋人の女医・ドレイクはオリキャラだと思うが、野中とアカハゲの関係を明らかにする役として良かったと思う。 また、ミューティオと速水は人魚姫のような淡い恋のようでもあり、それにより個性のなかった彼女がベルグにとって魅力的な存在に成長するのも面白い。 ただ、本作ではゾーンダイクと速水の対面は果たされなかったので、「世界システム」にアクセスして、休戦宣言をするのがベルグとなってたが、こんなに難しい単語を彼が話せるのか??とは思った。 ともかく読ませたし、もう一度アニメも見ようと思った。
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